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更新日:2018.11.25 / 掲載日:2017.12.06

ホンダ CR-V セダンの走りとミニバンの快適性

どんなクルマだ?

走りはアコードをベンチマークに開発!!

走りはアコードをベンチマークに開発!!

【本記事は2006年11月にベストカーに掲載された記事となります。】走りはアコードをベンチマークに開発!!どんなクルマだ?約5年ぶりにフルモデルチェンジした3代目CR-V。新型CR-Vの発表会で自身先代CR-Vオーナーでもあるホンダ福井社長は「アコードをベンチマークに開発した」と語ったように、セダンの走りとミニバンの快適性、そしてクロカンの機動力を兼ね備えた上級SUVとして登場した。

スポーティで都会的なフォルム

質感の高いコクピットと70mm拡大した1900mmの室内長でゆとりのある室内空間を実現!!

質感の高いコクピットと70mm拡大した1900mmの室内長でゆとりのある室内空間を実現!!

新型CR-Vのスタイリングは先代に比べ押し出しの強いフロントマスクとなり、フロントからリアエンドまで流れる流線型のサイドウィンドウなどスポーティで都会的なフォルムに変身。ボディサイズは背面スペアタイヤがない先代モデルと比べると全長が100mm長く、全幅が35mm広く、全高が20mm低くなった全長4520×全幅1820×全高1690mm。全長を比較するとRAV4よりも185mm長く、ハリアーより215mm短く、アウトランダーより120mm短いサイズだ。実際見た印象でも先代よりも明らかに大きく感じた。しかしSUV特有のツノ(左側の補助ミラー)がなく、ドアミラーに組み込まれた左フロントタイヤ前方の路面を映すプリズムアンダーミラーを採用したことによりスマートで、高級感はハリアーに匹敵すると思ったほど。

インテリアも大幅進化

仕上げの違う3種類のメタル調パネルを採用し、インテリアカラーはアイボリーとブラックの2色。助手席側の下にはドアミラーの下に左フロントタイヤ付近の路面を映すプリズムアンダーミラー

コラムシフトからインパネシフトに変更され使い勝手が向上。インテリアカラーはアイボリーとブラックの2色。助手席側の下にはドアミラーの下に左フロントタイヤ付近の路面を映すプリズムアンダーミラー

インテリアも大幅に進化。乗車定員は5人乗り、ホイールベースは2640mmと先代と同じだが室内長を70mm拡大し1900mmとゆとりのある室内空間を実現。乗降性もフロント、リアともにサイドシルを32mm低くしたためスムーズな足の運びができるようになった。コクピットは立体造形のメタル調パーツや白色照明とブルー基調の照明を組み合わせ、メッキリングを配したスピード&タコメーター、室内を照らすブルーイルミネーションなどで、上質感に溢れている。またコラムシフトからインパネシフトに変更されAT操作がしやすくなったのもポイント。

さらに使いやすくなったラゲッジスペース

使いやすいダブルデッキのラゲッジルーム 横開きから縦開き式のテールゲートに変更。X以外のグレードにはカーゴルーム上下2段が使えるダブルデッキカードシェルフを標準装備。

使いやすいダブルデッキのラゲッジルーム 横開きから縦開き式のテールゲートに変更。X以外のグレードにはカーゴルーム上下2段が使えるダブルデッキカードシェルフを標準装備。

テールゲートは横開きから縦開きとなったが、軽い力で開閉できるので問題なし。ラゲッジスペースはさらに使いやすくなった。コンパクトなリアサスの採用などにより、張り出しが少なくフラットな形状としたうえで、上下2段で使える樹脂製のシェルフを採用(Xを除く)したことにより整理しやすくなった。

燃費基準+10%達成

2.4i-VTEC i-VTECエンジンはスロットルバルブを電子制御したDBW(ドライブバイワイヤ)やバルブタイミングリフトを含め吸排気系に徹底したチューニングを施したことで先代よりも10psアップ

2.4i-VTEC i-VTECエンジンはスロットルバルブを電子制御したDBW(ドライブバイワイヤ)やバルブタイミングリフトを含め吸排気系に徹底したチューニングを施したことで先代よりも10psアップ

搭載されるエンジンは170ps/22.4kgmを発生する2.4L直4i-VTEC。スロットルバルブを電子制御化したDBW(ドライブ・バイ・ワイヤ)やバルブタイミングリフトを含め吸排気系を徹底的にチューニングして先代よりも10アップしたが燃費は11.6km/L(4WD)と変わらない。環境性能も全車平成22年度燃費基準+10%を達成。

トルク伝達率を約20%向上

新リアルタイム4WDはさらにたくましくなった加することで前輪の空転検知能力がアップし後輪トルク伝達率が約20%向上。FFと4WDの切り替えを瞬時に行なう

新リアルタイム4WDはさらにたくましくなった加することで前輪の空転検知能力がアップし後輪トルク伝達率が約20%向上。FFと4WDの切り替えを瞬時に行なう

4WDシステムはデュアルポンプ式の新型リアルタイム4WD。ワンウェイカムユニットを追加したことで後輪へのトルク伝達率を約20%向上させている。ラインアップは全車2.4の5AT。FFが246万7500円のZL、302万4000円のZLi。4WDはXの252万2000円からZXiの323万4000円と先代に比べ価格は大幅にアップ(先代は222万6000円から241万5000円)。上級グレードの275万1000円のZX、323万4000円のZXiには車間制御機能IHCCやスマートキー、AFC(アダプティブフロントライティングシステム)、追突軽減ブレーキ+Eプリテンショナーなど先進技術を標準装備する。

国沢インプレッション

低重心化とボディの高剛性化でセダン並みのハンドリングが楽しめる

低重心化とボディの高剛性化でセダン並みのハンドリングが楽しめる

国沢インプレッション試乗車は4WDの最上級グレード『ZXi』。Dレンジをセレクトして走り出すと、な~るほど! 福井社長が「アコードをベンチマークにしました」、また開発責任者の堀越満さんも「オデッセイと比較したのではなくアコードを目標に鷹栖サーキットを走り込みまるでセダンのようなハンドリングに仕上げることができました」と言うだけあり、先代より大幅にグレードアップした感じ。最近のホンダ車に共通することながら、上手にボディの剛性感を出してきている。先代より圧倒的に質感あるクルマに仕上がったと思う。エンジンは先代と同じK24型2.4L直4ながら、ググッと滑らかになった。おそらくボディ剛性やマウントだけでなく、エンジン本来の完成度からして上がったのだろう。SUVというより乗用車に乗っているみたい。絶対的なパワーも「これだけあればなんの不満もないでしょう!」というレベル。2Lエンジンを搭載するアコードより元気に走ってくれます。高速燃費はクルーズコントロールを100km/hにセットして走れば、リッター13~14km/L。4WDは、ホンダ式のため舗装路で走っているとまったくわからない。VSAを全車標準装備したうえ、開発陣の説明によれば「先代の後期モデルより20%伝達能力をアップさせました」というから、まぁ不満ない性能を確保してると思う。

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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