スズキ、｢スペーシア｣｢スペーシア カスタム｣をフルモデルチェンジ

安全装備は、全車標準装備となる｢衝突被害軽減ブレーキ｣の機能に、｢後退時ブレーキサポート｣を追加。リアバンパーに内蔵した4つの超音波センサーが車両後方にある障害物を検知すると自動ブレーキを作動させるシステムだ。後退時に誤って強くアクセルを踏み込んだ際に、エンジン出力を抑制する｢後方誤発進抑制機能｣や、駐車の際に障害物との距離を知らせてくれる｢リヤパーキングセンサー｣も搭載する。

フロントウィンドウに車両情報をカラー表示する｢ヘッドアップディスプレイ｣を搭載することも、今回のモデルチェンジでの大きな話題。車速やシフトポジション、瞬間燃費などの基本情報のほか、エアコン情報、交差点案内などを表示。また、衝突被害軽減ブレーキの警告や、進入禁止の標識も表示する。｢全方位モニター用カメラパッケージ｣は、｢3Dビュー｣の表示を採用。車両を斜め上空から見たような映像の｢室外視点｣と、運転席からの目線で車体を透かして外を見るような映像の｢室内視点｣の2種類の表示を用意する。

スペーシアのエクステリアは、ジッパーをモチーフにしたフロントグリル、スーツケースのキャスターをイメージしたホイールキャップなど、遊び心のあるエクステリアデザインに仕上げている。インテリアは、ベージュとブラックの2種類からインテリアカラーが選択できる。

スペーシア カスタムは、2色のメッキを用いた大型のフロントグリル、目力の強いLEDヘッドライト、LEDフォグランプで迫力あるフロントフェースを実現。インテリアは、ブラックパールのカラーパネルとメッキ加飾で、質感を高めている。｢HYBRID XS｣、｢HYBRID XSターボ｣は、肩まわりを強調したデザインのシートに合皮を用いたほか、シフトノブやステアリングには赤ステッチを施した本革を使用する。

スペーシアとスペーシア カスタム共通のユーティリティアイテムは、パワースライドドアが閉まる動作中にドアロックを予約できる｢パワースライドドア予約ロック機能｣、ハイト系ワゴンで発生しやすい前席と後席の空調の違いを改善する送風機｢スリムサーキュレーター｣、後方視界を向上させる｢後方視界支援ミラー｣を採用。また、エアコンの風を拡散させ、風当たりをソフトにする｢エアコンルーバー｣も搭載する。

ボディカラーは、スペーシアがモノトーンカラーを10色。ボディカラーに合わせてルーフがブラックやホワイトになるツートーンカラーを4色設定する。スペーシア カスタムは、モノトーンカラー9色と、ルーフがブラックとなるツートーンカラー5色を設定。

メーカー希望小売価格は、スペーシアが133万3,800円～158万9,760円(税込)、スペーシア カスタムが157万6,800円～190万8,360円(税込)