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更新日:2019.12.02 / 掲載日:2019.11.15
HONDA 新型フリード/フリード+の全貌
より親しみやすい標準形 フリード
よりシンプルなフロントフェイスにチェンジ。年齢、性別、家族構成を問わずフィットするデザインを目指したという。
11月号でその姿を紹介した新型フリードだが、10月18日に正式発表となった。判明した価格やスペックをご紹介しよう。
フリード
●発売日:10月18日
●価格帯:199万7600-301万8400円
フリード+
●発売日:10月18日
●価格帯:218万2400-304万400円
■新型フリード/フリード+ バリエーション・価格・主要諸元・主要装備
ちなみにライバル TOYOTA シエンタは……
●3列仕様価格帯:185万200-257万9500円
●2列仕様価格帯:180万9500-239万4700円
アクティブなNEWタイプ フリード クロスター
「個性」を演出しやすく、各社力を入れているクロスオーバータイプをフリードにも設定。グリル、バンパー、LEDフォグライトなどが専用。
フリード
フリード クロスター
フリードの標準形は6人乗り/7人乗りを設定するが、クロスターは全車6人乗りとなる。
クロスターはコンビシートを専用とし、インパネにもプライウッド調パネルを採用する。
フリード+ クロスター
フリード+にもクロスターを用意
2列仕様の5人乗りモデル、フリード+も同様にマイナーチェンジ。フリードとのデザイン上の違いはほとんどない。
フリード+
ホンダセンシングも後方誤発進抑制機能を追加、ACCをバージョンアップするなど機能向上がなされている。
軽量化、フリクション低減などエンジンも改良。なおMC前のJC08モード燃費は17.6-27.2km/L。
ファミリーカーイメージ を薄めてくれる新タイプ
今回のマイナーチェンジのポイントは、全車にホンダセンシングが標準化されたことと、新たにクロスオーバータイプのクロスターが設定されたこと。標準系は丸みを帯びた、より親しみやすいデザインに変更されており、精悍でアクティブなデザインが好みの場合はクロスターを、というキャラ分けだ。クロスターは最上位グレードに位置付けられており、価格も高めとなる。専用インテリアや本革巻きステアリング、専用アルミホイールなどデザイン上での装備の追加が多いので、コスパで言えば標準系が上。インテリアは標準系もMCで質感が高められている。
ちなみに最低地上高は標準系・クロスターともに同じだ。
またエンジンは実用域での環境性能向上が図られている。
同じコンパクトミニバンのシエンタよりも割高であるが、シエンタは乗り味、3列目の広さやその格納・復帰手順の煩雑さなどから考えても「基本的に」コンパクトカー。一方のフリードは、小さいけれどもあくまで1BOX型ミニバンといったキャラクターであり、走りや造り、質感もよりしっかりとしている。今回のマイナーチェンジによって、さらにその傾向が強まったとも言えるだろう。