車の免許の正式名称って？履歴書に書くときの注意点など

運転免許の名称は日常的には略称が使われていますが、履歴書に書く際に略称は適切ではありません。正式な名称で記入しましょう。
免許証記載の略称と正式名称の一覧を以下で紹介しますので、実際の運転免許証と照合して履歴書に書いてください。

運転免許証に記載されている略称と、それに対する正式名称は下記の内容になっています。自分の取得している運転免許に合致した正式名称がどういったものになるのか確認をしましょう。

上記のように日本には2018年10月1日現在15種類の運転免許が存在し、いくつかには「第一種」「第二種」という区分があります。第一種は一般的な免許、第二種はバス・タクシー・ハイヤーなど、営利目的でお客様を乗せて運転する旅客運送の仕事に必要な免許です。
履歴書記入の際に「第一種」は基本不要で、普通自動車であれば「普通自動車運転免許」という書き方で問題ありません。

持っている免許が「オートマチック限定」の場合、運転免許名称の後ろに（AT限定）と記入しましょう。この記載がないとマニュアル車を運転できると判断されてしまう場合があり、入社後にトラブルになりかねません。

履歴書は、採用の判断に必要な情報を正確に採用側に伝えるためのものです。今すぐ業務で自動車を運転することがなくても、将来的なことはわかりません。AT限定を書き添えるのが応募する側のマナーです。
ちなみに、限定なし免許にわざわざ「マニュアル可」などと記載する必要はありません。

運転免許を履歴書に記入する際の注意点をまとめました。
正式名称でない、記入のマナーが守れていないような履歴書は、「書類をきちんと作成できない人」、「マナーをわきまえていない人」と判断される可能性がありますので、十分注意してください。

和暦（平成〇年、令和元年など）と西暦（20××年）のどちらかを、他の記載事項と統一して使用します。「学歴・職歴」欄が和暦で、「免許・資格」欄は西暦といった混在した書き方は避けてください。
免許の取得年月が不明の場合、警察署や免許更新センターにある「ICカード読み取り装置」に免許証を入れ、免許取得時に登録した暗証番号を入力すると、確認できます。
運転免許を複数持っている場合、時系列で並べて取得年月が古いものから順に書くのが見やすく、一般的な書き方です。

免許名は正式名称で記入し、免許名のあとに1文字分の空白を空け、「取得」と記載するのも一般的マナーです。

履歴書の「資格・免許」欄に運転免許に関して記載する際は、免許記載の略称ではなく正式名称を用います。例外として「第一種」は不要です。
年月欄は和暦か西暦か統一するのも大切。また、オートマ限定免許の場合、（AT限定）と添えるのが一般的マナーです。

略称記入や基本的マナーが守られていない履歴書は、採用に影響が出る可能性もあります。いい結果を出すためには、正しい履歴書記入が基本です。