ゴルフ好きにふさわしい高級車を探しています【輸入車コンシェルジュ】

相談者［Y・Tさん］54歳／会社役員／既婚
　学生時代からゴルフを趣味にしているという相談者。これまでは長年にわたって国産高級セダンを乗り継いできたのですが、友人などから輸入車を勧められ、次の愛車として検討しているとのこと。条件はずばりゴルフ好きにふさわしいかどうか。ゴルファー目線で使い勝手やプレステージ性をチェックします。

　コロナ禍における新しい日常として、アウトドア趣味やスポーツが改めて脚光を浴びています。なかでもゴルフは、大人のアウトドアスポーツとしてちょっとしたブーム状態なのだとか。
　たしかに、晴天の下、少人数でラウンドするゴルフは、ソーシャルディスタンスも取りやすく、ストレス解消にもなりますから、今まで以上に人気が高まるのもわかります。ゴルフ場の駐車場は、平日でも多くのクルマで賑わっており、用品の市場も盛り上がっているそうです。
　さて、今回の相談者は、根っからのゴルフ好きで、当然歴代の愛車もゴルフ・ファーストで選択していたとのこと。これまで国産セダンばかり乗り継いでいたそうですが、友人たちから、最近の輸入車の話を聞いているうちに、次に乗り換えるなら輸入車と思うようになったそう。
　相談者が求めているのは、ゴルフバッグと道具類をスマートに収納できて、なおかつ輸入車らしいスタイルと世界レベルの走行性能。また、ゴルフ場に乗り付けたときのステイタス性も当然必要となります。
　それでは、400万円の予算で選ぶ、ゴルフ好きにふさわしい高級車をご紹介します。お気に召していただければ幸いです。

　輸入車の魅力は、そのブランドが生まれた国々に由来する、文化の違いからくる個性にあります。
　だからこそ、歴史と伝統がある輸入車ブランドには、性能だけでは表せない魅力があるのです。そういった視点で考えたときに、ジャガーという選択は非常に説得力があります。なにしろ、イギリスといえば、ゴルフ発祥の地であるセント・アンドリュース(スコットランド)もあるゴルフの本場。相性抜群です。
　400万円という予算を考えたときに最もオススメとなるのは、XF。存在感に満ちたスポーティかつエレガントなデザイン。軽量なアルミ素材をふんだんに使った車体は軽快なハンドリングと上質な乗り心地を提供。先進安全装備も充実しており、ロングドライブでの安全性と快適性を約束します。
　また、パワートレインにディーゼルエンジンがラインアップされているのもポイント。経済性に優れるディーゼル車を選んで、浮いた燃料代でまたゴルフを楽しむ。そんな生活が待っています。

2016年 ジャガー XF プレステージ（８速AT） ●全長×全幅×全高：4965×1880×1455mm ●ホイールベース：2960mm ●車両重量：1760kg ●エンジン：直４DOHCディーゼルターボ　●排気量：1999cc ●最高出力：180ps ／4000rpm ●最大トルク：43.8kgm／1750-2500rpm ●中古車参考価格：320万円～630万円（15年～20年 XF）

　ゴルフ場までのドライブを積極的に楽しみたいなら、BMW５シリーズもいい選択肢になります。こちらは2017年に登場した現行モデルで、スポーティかつビジネスシーンにもマッチする端正なスタイルが魅力。先日マイナーチェンジがあり、いよいよ中古車市場も盛り上がってきました。

2017年 BMW 523d ラグジュアリー（８速AT） ●全長×全幅×全高：4945×1870×1480mm ●ホイールベース：2975mm ●車両重量：1700kg ●エンジン：直４DOHCディーゼルターボ　●排気量：1995cc ●最高出力：190ps ／4000rpm ●最大トルク：40.8kgm／1750-2500rpm ●中古車参考価格：300万円～700万円（17年～20年 ５シリーズ セダン）

　２人以上でゴルフに出かけることがあるのなら、セダンよりもワゴンの出番かもしれません。そこでオススメしたいのがV90。ゆとりのある荷室に加えてリラックス感満点のインテリアもポイント。安全性能の高さは言わずもがなで、ACCと合わせて長距離ドライブもまったく苦になりません。

2017年 ボルボ V90 T6 AWD インスクリプション（８速AT） ●全長×全幅×全高：4935×1890×1475mm ●ホイールベース：2940mm ●車両重量：1850kg ●エンジン：直４DOHCターボ　●排気量：1968cc ●最高出力：320ps ／5700rpm ●最大トルク：40.8kgm／2200-5400rpm ●中古車参考価格：400万円～670万円（17年～20年 V90）