フルモデルチェンジされ、新たなパフォーマンスを身に付けたランサーエボリューション]は、チューニングベースとして各方面から大注目されている。歴代のエボをドラッグ、サーキット、ストリートと仕上げてきたJUNでは開発車両を速攻で入手。オリジナルパーツの開発に取り組み、その気合はハンパじゃない。
まずエアロから見てみよう。純正のスタイリングを崩すことなく、重点的に追加することで空力効果を生み出し、スタイリングに変化を与えるのがフロントリップとサイドステップ。カーボン製で引き締まった表情に変身させた。アンダーディフューザーはフロントとリヤに、それぞれ専用品で構成され、整流効果を生み出すことで安定した走行を可能にした。リヤウイングは定評のあるサード製を装着。サーキットでも抜群の安定感を得ている。
エンジンパーツは、ピストンやカムなどは現在開発中。ベースエンジンのパフォーマンスが高いだけに現在はノーマルの耐久試験を行なっている。ブーストアップされたパワーは約380馬力。強化アクチュエーターでブーストを安定させ、トラストのプロフェックで値をコントロール。そのほかにもエアインクスやパイピングキット、パワーエクストリームマフラーが装着されるが、これらは試作品で間もなく販売が開始される。困難を極めるエンジンの制御はHKSのFコンVPro。データを採取することで問題なく走行を可能にしている。JUNが積極的に開発を行うことでエボ]はまた違った魅力を生み出すことは確実だ。
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