車検・点検・メンテナンス
更新日:2017.12.07 / 掲載日:2017.12.07

【旧車趣味】日産 サニートラック その2

 2代目のサニー・トラックであるB120型が発売されたのは1971年1月20日。前年にフルモデルチェンジされたB110型サニーをベースとしている。当初のラインナップはショートボディのみで、ミッションは3速コラムと4速フロアを選ぶことができた。ロングボディが追加されたのは1973年5月1日。グレードはデラックスのみ。
 最初のマイナーチェンジが行われたのは1978年4月18日。荷台のロープフックが大型化され、フェンダーミラーをタルボ型に変更。バンパーのコーナーにラバーが付いた。シートはハイバックタイプに変更され、3点式1本ベルトのシートベルト、間欠ワイパー、ステアリングロック、助手席サンバイザー、パッシングライトを採用。メーターも丸型になった。
 1981年10月1日に2度目のマイナーチェンジ。主に排出ガス対策が行われ、最高出力が4psダウン。ICオルタネーターを採用し、ドアにポケットがついた。
 3度目のマイナーチェンジは1986年11月18日。全車にフロント合わせガラス、ELR付きシートベルトを採用して安全性をより向上させている。
 シリーズ最後となる4度目のマイナーチェンジが1989年10月24日。角型ヘッドライトを採用してイメージを一新。フロントブレーキがディスクになった。バンパーはメッキから黒のペイントになり、グレイッシュブルーメタリックのボディカラーを新たに追加している。1994年3月に、日本国内では惜しまれつつ生産が終了されたが、南アフリカでは「1400BAKKIE」という名称で2008年7月まで生産が続けられた。

前期 1971-1977

3速コラムシフトは 前期型だけに設定された
メッキのライトリムとステンレス製のグリルを備え、B110のセダンに良く似た顔つき。荷台の側面には筆記体の「Sunny」というエンブレムがつく。3速コラムシフトが選べるのはこのモデルまで。1973年にロングボディが追加されている。荷台の延長だけでなく、プロペラシャフトも変更。この時、ショートボディも共にマスターシリンダーがタンデム式になっている。

中期 1978-1989

フロントグリルを樹脂製に変更。キャビンの居住性向上も図られた
フロントバンパーの左右にゴム製のコーナーラバーを追加。フロントグリルはサニーGXと同じデザインの樹脂製に変更された。フェダーミラーも金属製からタルボ型の樹脂製に変更。シートはハイバックタイプとなり、傾斜角度が広がりポジションが調整しやすくなった。メーターは3連タイプに変更し、助手席のシートベルトは標準となった。リヤゲートにチェーンを追加した。

後期 1989-1994

ライトが角型タイプに変更。装備充実のDXグレードのみの設定
角型のヘッドライトと横スリットグリルへ変更され、バンパーはメッキから黒のペイントへ。グリルには「NISSAN」のエンブレムが付く。内装が黒からグレーに変更となり、シート生地はセンター部分がベロアクロスになった。フロントブレーキがディスクにグレードアップし、タイヤはラジアルが標準。ボディタイプは標準とロングの2タイプ、グレードはデラックスのみ。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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