車検・点検・メンテナンス
更新日:2017.12.11 / 掲載日:2017.12.11

禁断のクルマ実験室 マフラーへ異物が挟まるとどうなる

アルファ147のテールパイプにピッタリ収まったレモン。スカスカではなく、それなりに縮めながら押し込んである。これならかなりの威力が出そうだ。

詰まりを起こすのは簡単なようで難しい

 定番のイタズラ?マフラーのテールパイプへの異物押し込み実験。アイドリングでマフラーの後ろにいると風圧はさほど感じないので、簡単に詰まらせることができて、次の始動に影響がでそうな気がするものだが、どんな結果になるだろうか?今回は、アルファ147にレモンを突っ込んでみた。テールパイプ径もちょうどよく、押し込むと程よい抵抗で弾を込められた。
 ピタリと収まっているので、エンジンをかけても排気音が全く出なくなくなったり、内圧が高まったところでレモン砲が放たれたりするとか?かなりのリアクションが期待できる。
 テールパイプの後方は、危険防止のために25メートルほどの空間を取り、状態を凝視しながらスターターオン!すると少しの間もなく、エンジンのクランキングが終わったかどうかというあたりで、黄色い弾がスポッと放出されて地面を転がりだした。到達距離は4m未満。皮が滑りやすく、内圧上昇に至らなかったようだ。
 エンジン不調にするほど詰まらせるには、セメントにするとかフタをボルト留めにするくらいの固定力が必要だろう。


※専用施設等において専門家の指導のもと取材しています。

エンジン始動と同時に勢い良く飛び出していった

エンジンスタート!スターターのキュルキュル音が終わったあたりで、スポッというより、ポロリと放出されていった。アイドリングでも排気を閉じ込めるのは難しそう。

<実験結果> ちょっとくらいの異物は押し出す排圧がある

原付きあたりの小型のエンジンなら、詰め物をして排気を出さないように手で抑えたりできるが、クルマだと強すぎて抑えきれない。触媒が詰まった状態でも球面ジョイントのスプリング力に打ち勝って、押し広げるくらいの圧力が出るのだ。詰まらせるには全力でやらないとムリ。


提供元:オートメカニック


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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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