パーツ取付・交換
更新日:2019.04.25 / 掲載日:2019.04.25
ドライブレコーダーの安全運転支援機能のメリットや注意点とは?
ドライブレコーダー(ドラレコ)は一般的に、万が一の事故やトラブルを録画する機器として認識している人が多いかと思いますが、中には安全運転支援機能を搭載したドライブレコーダーも存在します。
そこで今回は、ドライブレコーダーに搭載されている安全運転支援機能について、メリットや注意点も併せて解説します。
ドライブレコーダーに搭載されている安全運転支援機能には何がある?
現在、ドライブレコーダーに搭載される主な安全運転支援機能には以下のようなものがあり、アラーム音で危険を知らせてくれるのが一般的です。ドライブレコーダーの種類によって搭載している安全運転支援機能は異なりますが、おおむね共通している5つの機能を以下で解説します。
1.前方衝突警告
前方の車に近づきすぎるのを、警告してくれます。
2.車線逸脱警告
自車が車線からはみ出したり、はみ出しそうになると警告してくれます。
3.発進遅延防止警告
前に止まっている車が発進したのに、発進しないでいると警告してくれます。信号待ちなどで一番前にいる時は、作動しません。
4.標識読み取り
制限速度などの標識を読み取って、音声や表示でお知らせしてくれます。夜間は作動しない機種が多いです。
5.速度超過警告
速度(法定速度または自分で設定した速度)を超過すると警告してくれます。
また、近年ではあおり運転被害の対策にもなる「後続車接近警告」機能をもつドライブレコーダーも増えています。後車の異常な接近を検知すると、警告を発するとともにイベント録画を開始するモデルが多いようです。
安全運転支援機能を搭載したドライブレコーダーの必要性・メリット
運転に自信がない場合だけでなく、疲れが溜まって判断力が落ちた時や眠気が襲ってきた時、つい同乗者と会話が盛り上がって運転への集中力を欠いてしまった時など、事故はよくあるシチュエーションに潜んでいます。そのような時、アラーム音が鳴ることではっと我に返ることができるでしょう。
あまりにも疲れた時や眠い時などは運転を休むことをおすすめしますが、ドライブレコーダーが様々な危険を知らせてくれれば注意力を取り戻し、安全に車を走行させることができるはずです。
また、安全運転支援機能が付いたドライブレコーダーを活用しアラーム音が鳴らないような運転を心がけることで、運転に自信がない方も運転に慣れることができるでしょう。
なお、多くの機種で必要ない機能(アラーム音)はオフにできるので、感度が良すぎてアラーム音が頻繁に鳴りすぎる場合にも対応可能です。
安全運転支援機能を搭載したドライブレコーダーの注意点
ドライブレコーダーの機種によって安全運転支援機能の感度や性能は大分違います。よく調べてから、機種を決めましょう。
また、安全運転支援機能を正しく作動させるためには、設置や設定に注意が必要です。例えば、カメラのレンズを前方の地平線に合わせるなどの細かな設定が必要になります。これらの設定が不十分だと、車線を正しく認識できずに「車線逸脱警告機能」が正しく作動しないなどの不具合が出る場合もあります。
そのため、安全運転支援機能が付いたドライブレコーダーを設置する際には、説明書に書かれた設置方法を守って取り付けるようにしましょう。取り付けに自信がない場合は、パーツ取付店を探してプロに依頼するのも良いでしょう。
まとめ
今回は、ドライブレコーダーに搭載されている安全運転支援機能について、メリットや注意点も併せて解説しました。
ドライブレコーダーに搭載されている安全運転支援機能には、前方衝突警告や車線逸脱警告、発進遅延防止警告、標識読み取り、速度超過警告などがあります。
メリットとしては、運転中に集中力を欠いてしまった際にアラーム音が様々な危険を知らせてくれるため、安全運転の助けになります。また、アラームが鳴らないような運転を日頃から意識できるようになるため、安全運転に役立ちます。
なお、ドライブレコーダーの機種によって安全運転支援機能の感度や性能が大きく異なる上、設置や設定を正確に行わないと機能が正しく作動しないこともあるため、その点は注意が必要です。
車を運転するにあたって、より安全性を高めたいという方は、安全運転支援機能が搭載されたドライブレコーダーを検討してみてはいかがでしょうか。