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タイヤ交換
更新日:2022.10.24 / 掲載日:2022.07.04

タイヤ交換の費用相場は?業者や内訳の比較・安くする方法を解説!

タイヤ交換は、長く車を使用する上で欠かせない作業のひとつです。しかし、雪国住まいでない限り、多くても数回しか行わない可能性も高いため、タイヤ交換にかかる費用がよくわからないという人が多いのではないでしょうか。

そこで今回は、タイヤ交換の費用相場やその内訳、依頼先となる業者を比較しながら、タイヤ交換を安くする方法とともに詳しく解説します。この記事を読んで、タイヤ交換の費用や内容を改めておさらいしておきましょう。

タイヤ交換は各業者の相場を確認してから依頼

タイヤ交換は各業者の相場を確認してから依頼

タイヤ交換作業をガソリンスタンドやディーラーなどの業者に依頼する場合、できれば実際にかかる交換費用を事前に比較しておきたいところでしょう。しかし、実際に見積もりを取って調べることはなかなか大変です。

業者によってある程度の相場があるため、今回は依頼先として考えられる業者の特徴とともに詳しく解説します。

ガソリンスタンド

ガソリンスタンドは店舗数も運営会社も多いこと、また近所にある場合が多いことから、気軽に足を運びやすい業者のひとつです。

しかし、設備やスタッフの体制が整っていないところも多いため、事前確認が必要な点、タイヤ購入時に選べる銘柄が少ないという点は注意しておく必要があります。

また、基本的にタイヤの店頭在庫があまりないという特徴もあるため、ガソリンスタンドに飛び込んですぐタイヤを購入し、交換をすることは難しいでしょう。

ディーラー

タイヤ交換の依頼先としては車を購入したカーディーラーもあり、自社の車を知り尽くしていることから車種に最適なタイヤ選びを提案してくれるでしょう。

同時に交換作業も依頼すれば、専門スタッフによる確実な作業が見込めるとともに、交換ついでに簡単な点検をしてもらえるというメリットがあります。

ただし、ディーラーによっては取扱ブランドが限定されることがあるため、交換を依頼する場合は事前に確認しておきましょう。また、他の業者に比べると交換費用の相場は高めに設定されているケースが多いです。

タイヤ専門店

ディーラーが車の専門家なら、タイヤ専門店はタイヤのプロフェッショナルです。取り扱うタイヤの品揃えが豊富なため、スタッフのアドバイスを受けながら自分に合ったタイヤを選べるという特徴があります。

タイヤ交換に関するノウハウも豊富で、店舗によってはタイヤメーカーが特別に卸している銘柄を揃えているところもあるようです。

しかし、タイヤ専門店はタイヤの販売数が他の業者より多いため、繁忙期は予約が取れなかったり、作業時間が長引いてしまったりすることがあります。

カー用品店

カー用品店で取り扱うタイヤの種類も豊富で、カーナビをはじめ他のカー用品取り付けも同時に作業してもらえるのはカー用品店にしかない特徴です。

しかし、言い方を変えればタイヤ交換以外の作業も多いため、繁忙期など事前の予約をしていても待ち時間が長くなることは覚悟しておく必要があります。そのため、カー用品店にタイヤ交換の作業を依頼する場合は、時間に余裕を持たせたスケジュールを組んでおきましょう。

また、自動車整備士の資格がなくても作業できることもあり、店舗や作業員によって作業にムラがあるのが難点です。

自動車整備工場

自動車整備工場でも、整備の一環としてタイヤ交換を行っています。別途購入したタイヤの持ち込みへ柔軟に対応してくれるところが多く、タイヤ交換時にあわせて点検や整備も依頼できるため安心して任せられるでしょう。

自動車整備工場のデメリットとしては、敷居を高く感じる、工場からタイヤを購入する際は別途仕入れる必要がある、割高な購入価格などがあります。

しかし、車を大事に扱うためのアドバイスや有資格者による質の高い作業など、自動車整備工場ならではのメリットも多いです。

相場を調べる前に知っておきたいタイヤ交換のこと

相場を調べる前に知っておきたいタイヤ交換のこと

一言でタイヤ交換といっても、タイヤの種類や目的によって工程や内容が異なります。組み換えや脱着、バランス調整など、タイヤ交換には種類があることや、交換とあわせて対応しておきたい作業など、依頼する際にしっかりと目的や用途を確認しておきましょう。

ここでは、具体的な工程や注意点がどのようなものなのかを詳しくご紹介します。

タイヤ組み換え

タイヤ組み換えとは、買い替えなどでホイールからタイヤを外したり、再度組み込んだりという作業のことです。組み換え作業では、タイヤチェンジャーなどの専用工具やタイヤを傷めない施工技術が求められるため、有資格者などスキルを持った人が行う必要があります。

詳細は後述しますが、組み換えの際はバランス調整もしっかりとしなければなりません。この点もDIYでの作業を困難にしている理由のため、ディーラーや自動車整備工場など業者に依頼するのが無難です。

タイヤ脱着(履き替え)

脱着とも呼ばれるタイヤの履き替えは、車体からタイヤを外したり、取り付けたりという作業のことです。履き替えをする目的にはスタッドレスタイヤとの交換やローテーションなどがあり、装着しているホイールごと脱着を行うというのが組み換えと異なる点でしょう。

装着するホイールを準備しておけば、いちいちタイヤを組み換える必要がないため、シーズンタイヤの交換やローテーションでは脱着のみで作業が完了するのが特徴です。

バランス調整

タイヤの回転にばらつきがあると、走行時に振動が生じることでステアリングがガタガタしたり、安定して直進できなくなったりしてしまいます。

また、タイヤの偏摩耗を防ぐためにも、タイヤ組み替えを行うときにはタイヤの均一性を改善するためにホイールにバラスト等を取り付け、しっかりとホイールバランスを調整しなければなりません。

これは脱着時には必要のない作業ですが、バランス調整はどの業者もタイヤ組み換えの際に必ず行っている作業です。

エアバルブ交換

タイヤに空気を充填する入口として、ホイールに装着されているエアバルブは極めて重要な役割を担っている部品です。また、空気が逃げないようにする働きもある重要なパーツですが、ゴム部分が劣化するとバルブから少しずつ空気が抜けてしまいます。

そのため、定期的なチェックや交換は必須ですが、エアバルブ交換だけでは工賃が割高になってしまいます。このようなことからも、エアバルブ交換はタイヤ組み換えとあわせて行うのが一般的です。

窒素ガスの充填

通常タイヤには空気が充填されていますが、「空気の代わりに窒素ガスを詰めるとよい」というのは、自動車愛好家の間ではかなり有名な話です。

実は、窒素ガスは大気よりもタイヤから漏れにくいという特徴があり、窒素ガスを充填することで適正な空気圧を保ちやすくなります。さらに熱や音、振動を伝えにくいというのも窒素ガスの特徴で、乗り心地やロードノイズの改善につながるのが特徴です。

一時期のような大ブームではなくなりましたが、窒素ガスにこだわるユーザーはまだ一定数いるといわれています。

使用済みタイヤの廃棄

買い替えなどにより不要となったタイヤは、必ず何らかの形で破棄しなければなりません。溝の残っているタイヤや製造してから日が浅いタイヤはリサイクルショップで買い取ってもらえますが、値が付かないどころか処分費用を取られる場合もあります。

粗大ゴミとして処分することもできないため、脱着作業をした業者に処分を依頼することになりますが、処分費用として1台分4本で2000~4000円程度を見込んでおきましょう。

持ち込みタイヤは交換してもらえるの?

タイヤを購入した店舗や整備工場ではタイヤ交換もあわせて対応してもらえることがありますが、ネット通販や別の店舗などを使い、自分で購入したタイヤの組み換え作業を行ってくれる業者も中にはあるようです。

しかし、必ず対応してくれるというわけではないことや購入時の作業工賃とは別の料金設定になることには注意しておく必要があります。カー用品店やタイヤ専門店などは難しいですが、自動車整備工場では快く引き受けてくれる場合が多いです。

タイヤ交換の相場を業者別に紹介

タイヤ交換の相場を業者別に紹介

タイヤ交換の作業は、ガソリンスタンドやディーラー、タイヤ専門店などさまざまな業者に依頼することができます。基本的にどの業者でもタイヤ交換の作業手順は同じですが、工賃や作業時間に多少差があるようです。

ここでは、業者によって費用相場はどのくらい変わるのか、また作業時間はどの程度違うのかをご紹介します。

ガソリンスタンド

ガソリンスタンドでタイヤ購入と同時に交換作業を依頼した場合と作業のみを依頼した場合、それぞれの工賃や作業時間の目安は以下の通りです。

1本あたりの工賃及び作業時間
・購入時に交換 1000~2650円
・交換のみ 2200~2750円
・作業時間 30分~1時間

4本交換の場合
・購入時に交換 4000~2万円
・交換のみ 8000~2万5000円
・作業時間 1時間~1時間半

工賃自体は他の業者より低い傾向にありますが、トータルの費用も忘れず比較しましょう。

ディーラー

ディーラーから購入したタイヤを交換してもらう場合と持ち込みで交換作業をしてもらう場合、それぞれの工賃や作業時間の目安は以下の通りです。

1本あたりの工賃及び作業時間
・購入時に交換 1600~4400円
・交換のみ 3000~6000円
・作業時間 1時間

4本交換の場合
・購入時に交換 8000~3万2000円
・交換のみ 1万2000~5万円
・作業時間 1時間~1時間半

工賃は他の業者よりも高めに設定されており、特に持ち込みで交換を依頼するのは決してお得とはいえません。

タイヤ専門店

タイヤ専門店での購入時に交換も依頼する場合と交換作業のみ依頼する場合、以下の工賃や時間が目安になります。

1本あたりの工賃及び作業時間
・購入時に交換 1500~3000円
・交換のみ 1250~4000円
・作業時間 1時間

4本交換の場合
・購入時に交換 8000~1万3000円
・交換のみ 1万2000~3万円
・作業時間  1時間~1時間半

工賃はディーラーと同様高めの傾向ですが、タイヤ本体の価格はこの中で最安値が見込めるため費用のトータルを比較しましょう。

カー用品店

カー用品店でタイヤを購入する際交換を依頼する場合と交換のみ依頼する場合では、工賃の目安として以下の金額があげられます。

1本あたりの工賃及び作業時間
・購入時に交換 1000~1650円
・交換のみ 1500~2400円
・作業時間 15~30分

4本交換の場合
・購入時に交換 6000~8000円
・交換のみ 8000~1万5000円
・作業時間 30分~1時間

カー用品店の工賃は安めで、比較的短い待ち時間で対応してもらえるようです。

自動車整備工場

自動車整備工場の場合、タイヤ購入とあわせて交換を依頼するときと交換作業のみの工賃は、以下の金額が相場となります。

1本あたりの工賃及び作業時間
・購入時に交換 1000~3000円
・交換のみ 2000~5000円
・作業時間 1時間

4本交換の場合
・購入時に交換 4000~1万2000円
・交換のみ 8000~2万円
・作業時間 1時間~1時間半

工賃は高すぎず安すぎずといったところですが、簡単なチェックもしてもらえることを考えればむしろ安いといえます。

タイヤ交換で使うタイヤの種類別相場

タイヤ交換で使うタイヤの種類別相場

タイヤ交換にかかる費用には工賃だけでなく、タイヤの購入額も含まれます。そのため、少しでも費用を抑えるためにはタイヤの販売価格もしっかりと把握しておくことが大切です。

一口にタイヤといっても装着する車や使い方によってさまざまな種類があるので、ここではタイヤの種類ごとの特徴や価格相場を詳しく解説していきます。

エコタイヤ

エコタイヤは燃費性能に優れる低燃費タイヤのことを指しており、一般社団法人日本自動車タイヤ協会が定める基準を満たしたものだけがエコタイヤを名乗ることが可能です。

燃費向上のため、転がり性能低減と優れたウエット性能を両立させているのが特徴で、専用のコンパウンドが用いられています。タイヤサイズによって価格は異なり、1本あたり2000~6万5000円と大きな幅があるようです。

コンフォートタイヤ

「快適さ」という言葉の英訳を名称とするコンフォートタイヤは、名前が示す通り、乗り心地や静粛性といった快適性が追求されているタイヤです。あらゆるシーンで使うことが想定されており、性能のバランスが取れているという特徴があります。

タイヤ1本あたりの価格は7000~2万円が相場で、1万円台の製品の売れ行きが好調なようです。

SUV専用タイヤ

スポーツユーティリティビークルの略であるSUVは近年主流を占めるジャンルで、SUV専用タイヤは高い車高や車重の重さなどの特徴にあわせ、走行時の負担に強い設計で開発されているのが特徴です。

高性能なモデルほど価格はアップしますが、外国産タイヤを例にすると1本6000~4万5000円という価格相場で、1万円台の製品が売れ筋モデルとなっています。

ワゴン専用タイヤ

ワゴンやミニバンといったジャンルの乗用車は家族旅行やレジャー用途に向いており、車両本体の重量や乗車定員が多いのが特徴です。

大量の荷物を積載する機会も多いワゴン用タイヤには、SUV専用タイヤと同様負荷に耐えうる専用タイヤが向いています。

1本あたりの価格相場は7000~1万7000円ほどで、1万円前後の銘柄が好まれているようです。

ハイグリップタイヤ

加減速やコーナリング時に高い重力がかかるスポーツカーのドライブでは、グリップ性能が高いハイグリップタイヤが重宝されます。

コンパウンドの質が他のタイヤより柔らかめになっている場合もあるハイグリップタイヤの価格は、同サイズの他ジャンルより高めです。相場は1本あたり8000~3万円程度が目安になり、1万5000円前後のものがよく売れています。

軽自動車用タイヤ

軽自動車はボディサイズの上限が定められているため、大きさの制約がない普通自動車よりもタイヤサイズが小さめで、販売価格も低めです。軽自動車もユーティリティに優れたモデルやスポーティーカーなどさまざまなジャンルがあるので、自分の使用方法に応じたタイヤ選びが重要となります。

軽自動車用タイヤの価格はホイール径に応じて変わる傾向があり、最も一般的な14インチでは1本3000~1万5000円程度です。高額な車種やグレードに採用される15インチのタイヤは少し高めで、1本あたり4000~1万9000円となります。

タイヤ交換の費用を相場よりも安くする方法

タイヤ交換を相場よりも安くする方法

買い替えに伴うタイヤ交換の費用は作業工賃だけでなく、タイヤ代も含まれます。この費用を抑えるためには、工賃とタイヤ代両方の対策を取る必要があるでしょう。

具体的には、作業の依頼先選定や購入費用を上手にやりくりすることになるのが一般的です。ここでは、タイヤ交換の費用を相場よりも安くする方法をいくつかご紹介します。

タイヤ交換の工賃で比較

タイヤ交換費用を抑えるための最もわかりやすい方法としては、業者ごとに交換作業の工賃を比較し、その中でも最安の工賃の業者に依頼するというものがあります。

各業者による相場の違いはさきほど前述した通りですが、実際の工賃は車種やタイヤのサイズ、銘柄などによって違う場合もあることから、事前に確認するのがおすすめです。

タイヤ本体の価格で比較

交換費用の多くを占めるタイヤの本体価格は、サイズや用途により大きく異なります。いわゆるアジアンタイヤなどの海外製タイヤを選んだり、国産タイヤでも通信販売で購入したりということが可能ですが、別サイズを購入する場合は自分の車に対応するサイズなのかに注意しなければなりません。

また、全ての業者が持ち込み作業に対応するわけではないので、タイヤ購入や作業依頼の前に対応の可否をしっかりと確認しておきましょう。

自分でやる際にかかる費用

タイヤの組み換えはタイヤチェンジャーをはじめとした専用工具やバランス調整などの専門的な知識・技術がないと、対応が極めて困難です。そのため、セルフ対応が可能なのはタイヤの脱着だけと考えておきましょう。

手慣れている人は4輪の脱着を30分程度で終えられますが、慣れない人が脱着をすると作業時間も大幅に延びてしまいます。脱着を自分で行う場合に必要となる工具がいくつかあり、その種類や価格は以下を目安にするとよいでしょう。

・クロスレンチ 1500~7000円
・インパクトレンチ(電動式レンチ) 7000~3万円
・電動ジャッキ 6000~2万円

まとめ

1.タイヤ交換の費用は、大きく分けてタイヤの購入価格と作業工賃がある
2.タイヤ交換の依頼先にはガソリンスタンドやディーラーなど多くの業者があり、それぞれの特色や工賃設定がある
3.タイヤ交換は組み換えと脱着の2つに分けられ、組み換えは業者に依頼するのが一般的だが脱着は自分で行うことも可能
4.タイヤ交換の作業内容にはバランス調整など安全に走行するための対策も含まれる
5.タイヤ交換を安くするためには、購入価格と工賃が安いところを比較検討する必要がある

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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