カー!といえばグーネットピット

無料整備工場検索&予約アプリ

グーネットピットアプリ

故障・修理
更新日:2019.09.30 / 掲載日:2019.09.30

絶滅危惧種スバルサンバーを快走仕様!「第5回 最先端LEDヘッドライトに挑戦」

ナウで明るいLED!(死語!?)

前回取材後、7年使ったH4ヘッドライトバルブが切れた。同じものを入れるのもシャクなので、最先端のLEDヘッドライトバルブをオークションで検索。すでに格安物件があり、装着具合を含め実際に使えるのか検証してみた。

SUBARU Sambar TV1(2007)

CREE社のLEDユニット某オクでポチッ

 サンバーというクルマは日々の生活を支えてくれる道具であり普段着。でも色あせたTシャツじゃなくてやっぱり凛としていたいから新しいユニクロやGAPのシャツがほしい。サンバーはそれと同感覚なのだ!?

 たまたま前回取材の後、7年使ったヘッドライトバルブが破断。純正H4バルブを入れるのも時代遅れと、ハイワッテージバルブを入れることも考えたがエコじゃない。HIDもすでに浸透しきっているので、最先端!ともいえるLEDバルブを検索してみた。メーカー純正でも多く採用されるようになり、それに合わせてレトロフィット用のバルブもかなりリリースされていることが判明。

 そのほとんどがアメリカのCREE社のハイワットLEDを使用して独自のバルブシェルに収めている。

 たまたまオークションで見つけたH4互換ユニットを5000円あまりで落札。3面に発光体を配置したものでアルミ筐体に冷却用の電動ファンを備えている。CREE社のLED発光体は定評があるらしく、形状が数種類あるもののレイアウトなどは酷似。どれも中国でアセンブルされているもののようだ。

 サンバーはフルキャブ構造ゆえ、ヘッドライト筐体のすぐウラは車内となっているので、ライト交換は手が入りにくく非常に面倒。さらには防水対策など、バルクヘッドがある通常の乗用車と違うため、バルブユニットを手にしてから実際の装着を確認しなければならない。

 バラストユニットを車内にどうにか収めることに成功し、ライトオンしてみたら、明るいけど拡散していてレンズカットがまったく分からない。手動光軸調整ダイヤルを動かしても「?」なのだ。ハイ・ローも同時点灯するといった具合。オマケに車内に電動ファンの音がかなりうるさく共鳴する。

 光軸調整で予備車検場に持っていったら、どうにか光軸は合わせられたものの「明るさが足りないです」という結果に。LEDは面発光で明るく見えても車検はダメ。最先端は残念な結果に終わった。さあH4にもどすぞ(>_<)

最先端LEDヘッドライトに挑戦

送られてきた商品は箱にこれだけが詰まっていた。取扱説明書もなく、保証書なども入っていない。まあ、見れば分かる結線だ。

ランプユニット本体後部には直径2cmほどの電動ファンが備わっている。ネジ留めナシなので接着されていると思われる。

H4ユニットと発光部分を見比べると、かなり広範囲に点灯されているのが分かる。黄色がロービームでオレンジがハイビーム。

バラストには色温度5000-5500K、輝度は4500LMと表記。消費電力は45Wと明記されている。筐体はアルミダイカスト。

筐体の加工は切削そのままで面取りがなく、電線のショートが心配になるほどの部分が見られる。ここはホットボンドで対応。

車内に潜り込んで丸印の部分のネジを外すとヘッドライトユニットが取り外せる。カバーの固定は一番下のボルトだけで外せる。

「苔生えてます!」ヘッドライトユニットを取り外すと本体周辺にはスポンジテープが巻かれているが、普段見えない部分は苔むしていた。まず洗浄だ。

「このウラは即車室!」普通車と違ってヘッドライト裏側はすぐに車内となる。防水しながらバラストなどのスペースを確保するのが難しい部分。

ヘッドライト裏側のバルブまわりにはゴムキャップがあるが、これがしっかりはまっているので少しずつ起こしてバルブを露出。

LEDユニットはまずこの膨らんだ後部をゴムキャップに通すのが難関。力づくでゴムを広げ、シリコンスプレーなどで潤滑する。

装着前に結線だけ行って点灯チェック。この時点でハイ・ロー同時点灯になっているのが判明。LEDだから熱は大丈夫だろう。

バラストはいろいろ動かした結果ノーマルのカプラーごと車内に入れてしまうのがスペース的にも防水的にもイイと判断。

「LOW」装着後夜を待って配光チェック。なんとガラスカットラインが見えない!

「HIGH」どちらもぼんやりとしたもので、どちらかといえばドライビングランプのような配光。光軸ダイヤルも変化ナシ。見た目には明るいのだが……。

「明るさ不足!」

車検不適合! ウルサイ! サンバーには不適合なり! 残念~
「アイドリング」装着後うぃぃぃんという電動ファンの共鳴音が車室内に響き、耳につく音なのでFFTメーターで見ると、250Hz付近に飛び出し60db超えでピークがあり、その倍音もレベルが高い。

「ライトオン」こりゃサンバーには使えない!

オメガ907でフラッシング検証中

サンバーのブローバイ対策で乳化したヘッドカバー内部を洗浄するため、オメガオイルさんの907というフラッシング剤を投入した。使用は30分以上で効果が出るということなので投入して走行中。内部綺麗になれっ!

この記事はいかがでしたか?

気に入らない気に入った

グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

この人の記事を読む

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

この人の記事を読む

img_backTop ページトップに戻る

ȥURL򥳥ԡޤ