コーティング・クリーニング
更新日:2019.09.30 / 掲載日:2019.09.30

絶滅危惧種スバルサンバーを快走仕様!「第6回 純正エアコンフィルター?!」

ヒエヒエでクリーン!

富士重工業のサンバーは設計が古く、純粋な改良によって最終型まで持ち越された。現代ではアタリマエの装備になっているエアコンフィルターが装着されていない。ところがありました! なんと純正オプションのカタチで。速攻装着でクリーン!

SUBARU Sambar TV1(2007)

なんと純正オプション! 某ディーラーで即注文

 歴史のながーいサンバーはRRレイアウトを守りながら日本の農家と末端物流を支えてきてくれた。軽規格も変化して畳をまともに積めるのはサンバーだけという具合に大きくなった。 前々回で屋根に断熱塗料を塗り、猛暑対策も完璧!というところまできた。

 ある日行きつけのGSでエアコンフィルターキャンペーンがおこなわれていて、そこでサンバーにはエアコンフィルターがないということが発覚。 品番はあるが装着できる場所がない。せっかくの快適仕様、エアコンフィルターがないのは納得いかない。ただ品番があるということはどこかに付けられるハズだと捜索。

 ディーラーで相談したら、なんと純正オプションで装着可能ということ。古いオプションパーツカタログを見ると、空気清浄フィルターという名前でしっかり掲載されておりますな。

 早速注文した。取り付け説明書もしっかり同梱されているので、誰でも取り付けが可能。

 ついでにエバポレーターの清掃もしようかとチャレンジしたら、なんとエバポが見えるどころかほぼ密閉状態で、エアコンガスを抜かなければ取り外しができない構造になっている。

 この個体はまだ走行距離が3万kmということもあり、まだそれほど汚れていないだろうと洗浄剤を使用してみる。

 エバポの蓋の隙間からノズルを入れてシュワワワと液体発射。ヒーター全開エアコン全開でアイドリングしてみれば、なんと今までよりかなり冷え具合が向上!

 アルコール系の洗浄脱臭抗菌スプレーなので、なんとなくアルコールの香りが室内に充満して、クリーンになった気分にしてくれる。

 きっと新車時はこうだったんだろうなーと思わせるエアコンの効きには大満足。

 過走行しているサンバーでエアコンフィルター未装着なら思い切ってエアコンガスを抜いてエバポレーターを完全に清掃して、それからフィルターを装着すれば完璧だね。

第6回 純正エアコンフィルター?!

空気清浄フィルターキットは枠がペラペラのフィルターを中心に蓋とステー、取扱説明書などが同梱されているので取り付けはラク。

サンバーアクセサリーカタログに掲載されている品番はG3055 TC800。ディーラーで注文すれば入手可能。購入価格約4000円。

装着場所は助手席ダッシュボード下で室外に向かって3本のネジと丸印を外すとそっくりダクトが外せる。ココ!がフィルター部分。

ダクトを外してみるとホコリが随所に堆積している。内外循環切り替えスポンジはホコリたっぷり。

水でキレイに洗浄して乾燥。

エバポレーターのある場所はダクトの下4か所のネジで蓋が外せる。手前のカプラーも外すと作業がラクになるのだが……。

冷媒ホースが邪魔をして蓋がこれしか開かない。蓋の裏には断熱材があり、目視でエバポレーターを確認することができなかった。

エバポの上にはブロワーファンが見える。ホコリがフィンに溜まっていたので掃除機とブラシを使って洗浄しておいた。

エバポの隙間から洗浄パイプを何度か出し入れしながら全体を洗っている気持ちになることが大切。なにも見えないので気分で!

フィルターの装着場所は一見ツメで蓋が外れそうな部分。カッターで数回切り込みを入れていくと樹脂がぱかっと割れる感覚で貫通。

キレイに蓋が取れた。ダクト側は切り取ったあとサンドペーパーで切り口を滑らかにしておくとイイ。DIYの愛情はそのあたりに。

フィルター本体はタブが付いている部分を上側にして挿入する。奥の位置決めは心配なくちゃんと収まる場所がある。

上側の穴に蓋を入れ、下は付属のステーを固定すればできあがり。さすが純正でフィッティングに苦労することはない。

「とっても簡単!清潔!」ブロワー側の丸い部分からフィルターが見える。これで花粉対策もバッチリ。交換する場合はダクトを外してフィルターを引き出す。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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