>帰ってきた! ポンコツジムニーハコ替え計画 【2】
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故障・修理
更新日:2020.01.29 / 掲載日:2020.01.29
帰ってきた! ポンコツジムニーハコ替え計画 【2】
継ぎ当て修理よりもパネル交換がラク?
バルクヘッドパネルは新品をスズキのディーラーで注文した。JA22用を注文すると生産が終了だが、より古いJA11用なら問題なく供給されているのは相変わらず。JA11がいまだに人気なのが分かる。JA11とJA22では搭載エンジンが異なる(JA11はF6A、JA22はK6A)ので、バルクヘッドの形状も違うかも、と思ったのだが、同時期に同じボディでF6Aエンジンを搭載したJA12という車種もあったので多分大丈夫じゃないかな?ということでJA11用を注文。ただし、納品までに約3週間かかるということだった。
パーツが届いたので作業開始。バルクヘッドも他のパネル同様にスポット溶接で固定されているので、スポットカッターを使って溶接部分を削り、タガネでパネルを剥がしていく。上部とサイドは問題なくスポット溶接を剥がすことができたが、下側にはドリルが入れにくいのでエアカッターとエアソーで切り取り、残ったエッジ部分を剥がした。左フロアには錆穴を発見してしまったので、パッチをあてて修理しておいた。
パネルのサイド部分も同様に塗装を剥がし、スポット溶接部分をスポットカッターで削り、タガネを使って剥がしていく。 勢い余って何か所かは穴を開けてしまった。 バルクヘッドパネルの下側はドリルが入れにくくスポット部分を削れない。 エアカッターとエアソーを使って、思い切ってパネルをカットすることにした。 スポット部分の除去、下側のカットが終わったので、パネルを引っ張ってみる。 どこかが引っかかっているようで、パネルは取り外すことができなかった。 下側の両サイドがカットしきれていなかったようで、ここがまだくっついている。エアソーは入りにくいので、タガネを使って繋がった部分を切り取った。 今度こそ繋がっている部分はない。パネルを手前に引っ張ると、あっけなく切り取ることができた。 この姿を見ると、ちゃんと元どおりに直せるのか不安になってきたぞ。 下側はエッジ部分を残して切り取ったため、このエッジ部分を取り除かなくてはならない。パネル上側と同じようにスポット部分を削っていく。 パネルを切り取っても、センタートンネル部分などはドリルを入れにくく、作業が面倒。なんとかすべてのスポット溶接部分を削ることができた。 スポット溶接を削ったらタガネで剥がす。左フロア側を剥がすと、中からは錆が出現。 よく見ると腐って穴が開いている部分もあった。これは直さなくてはならない。 右フロア側はフロアパネルを新品に交換した際の溶接跡やコーキング剤がたっぷりと残ってしまっている。これも綺麗に除去したい。 右フロアパネルのコーキング剤を落とし、溶接跡を削り取った。 多少パネルが曲がっているが、さすが新品。このまま溶接しても問題ないだろう。 サイドと上部はスポットを剥がす時にパネルが変形してしまったので、当て金とハンマーで曲がった部分を修正していく。 特に上部のカウルトップ部分は凹んだ形状になっているためにハンマーが入れにくい。 左フロアパネルは錆を落としていったら穴が大きくなってしまった。パッチを当てて補修するために、できるだけ錆を落として穴を拡大した。 穴が塞がるくらいのパッチを作り、溶接して取り付けた。 上はバルクヘッドのエッジが接するので、パッチは下から当てて溶接する。他にも小さな穴があったが、肉盛り溶接で塞いだ。 パッチを溶接したら、表面をサンダーで削ってフラットにした。仕上がりは綺麗ではないが、これならバルクヘッドのエッジを溶接しても大丈夫だろう。
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