故障・修理
更新日:2020.03.10 / 掲載日:2020.03.10

幸せの黄色いベンツちゃん 復活大作戦 特別編 【3】

なんとかガレージは無事完成。でもアクセスが……。 やはり通行の邪魔になる母屋も改造(破壊)します

ほぼ1週間におよぶ作業で新ガレージは完成! でも……

 危険なシャッター取り付けはプロに依頼して、どうにか無事に完成。傾きかけていた母屋の一部を解体するような部分解体は、プロに頼むと割高になるのでこちらもDIYで解体(破壊?)した。

 これで新ガレージ落成! パチパチとなるはずだったのだが、想定外の事態が発覚。完全にフラットにしたコンクリート土間が、なんと施工後2か月ほどで車庫の後ろ側が入口より1~2cmほど下がっていることに気がついた。

 基礎工事はかなり丁寧に行ってもらったし、完成直後はフラットだったのを確認している。だが、設置した場所は以前には川が流れていたらしく、予想以上に地盤が軟弱なことが影響しているのかもしれない。実際、新築住宅を建てる際には、沈下防止の杭を4mほど打つことも。とはいえ、ガレージの土間レベルで杭を打つわけにはなあ……。最初にフラットにこだわった土間だから気がつくレベルなのだが、雪の重みや雪解け水の影響でどうなるか? 作業場が広くなってメンテの夢は広がりましたが、悩みまで引き継がなくても……(笑)。ともあれ、無事に完成した新ガレージ。協力してくれた全ての人に感謝です。

ルーフの取り付け作業に没頭 地味な作業で心が折れそう

禁断の上向き姿勢で首ヘルニアが悪化し手がしびれてきたかも? 医者が見たら怒られそうな姿勢の連続。でもこの苦難は、もう少しで終わります。

鼻隠し前”(ルーフの端の飾りパネル)を取り付けると、外観は立派なガレージに。写真で見ると大した高さでないが、慣れないのでこの高さの作業は怖い。

オプションのドアと通気パネル、採光窓を作業性や出入りを考慮した位置に取り付けていく。オプション追加分だけ標準パネルは差し引かれるので、最初に注文したほうがお得だ。

完成を予定していた5日目だけど、やっぱり完成しませんでした(笑)

5日目の作業が終了。作業が進むにつれて、疲労がたまり作業スピードも低下する。ちなみに組み立て業者さんは、このサイズのガレージでも2人でほぼ2日で完成させるそうだ。

6日目開始。シャッターの取り付けはプロの手を借りることに

「シャッターのDIYメンテ」は厳禁。シャッターには強力な巻き上げスプリングが装着されているので危険なのだ。上手にプロに依頼するのも無理ないDIYのコツです。

横幅が長いシャッターは、パネルを横から差し込みながら組み立てていく。足回りメンテも同様だが、スプリングの力のかかり方と構造を理解せずにメンテするべきではない。

さすがプロ。「シャッターを掛ける」作業はあっという間に終了。シャッター掛け作業だけ依頼できるようなフレキシブルな対応ができる業者を探しておくことも大切だと思う。

説明書の方法では前の3本の柱はコンクリートに埋め込むのだが、今回は柱を切断しアンカーで固定しているので、柱に装着するシャッターレールも切断する必要があった。

雪が多い街なのでノックスドールで防錆対策

冬は、凍結防止剤が付着したクルマが入り、流れ出た塩分を含んだドロ水でガレージ回りの鉄製のフレームが錆びる可能性があるのでフレーム内部には内部防錆”をガッチリと行った。

ついに新ガレージが完成。合計6日間もかかりました……

組み立て作業性を考慮した設計、そして桁&梁持ち上げをヘルプしくれた近所のオジサンのおかげで無事完成! 装着した雨どいが豪雪でどうなるか? 今後のレポートにご期待あれ。

アクセスルートを確保するために母屋の一部を解体することに……

赤く塗った柱の部分がクルマの出入りの支障をきたす。本来であればガレージ作業前に解体するのが効率的だったが、荷物の移動で複雑な作業進行になってしまった。

母屋との接合部が不明な状態での部分解体”は手間のかかる工事(値段もアップ)。ある程度、構造が分かるまでDIY解体する。正直、ガレージ設置作業より難易度高い……。

アスファルト敷と解体ゴミはプロの力を頼ります

目途がついたら、重機でバリバリッと一気に解体。これもフレキシブルな対応をしてくれる信頼できる業者さんと出会うまでが長い道のりでした。

極端に軟弱な地盤で、早くも車庫の後ろ側が若干沈下。そこで6トンの重機をガレージ前側に週末置いてみた。多少だが前側が沈降し傾きは若干解消方向。うまくイケるか?

ついにベンツちゃんがガレージへ

部分解体のおかげでスムーズに入れるようになった。今は余裕のあるように感じるが、積雪期は、屋根の雪もたまるので除雪が大変になるのは覚悟しているが、はたして……。

新ハリーガレージがついに完成!!

これまで歴代プロジェクトカーは疎開していたのだが、新ガレージ完成により一堂に集合することができるようになった。安全機能充実の新車購入はかなり遠のいてしまったが、新ガレージの出来栄えのよさには感無量。決

エンジンホイストを使う場合、クルマの前方にスペースがあったほうが作業性はよい。車庫の奥行きは、6070mmなのでベンツちゃんでも大丈夫。

ベンツちゃんのようなボンネットが直立して開くクルマをジャッキアップする際は、天井が高いほうが作業性がよくなるので、ジャンボタイプを選択したのだ。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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