故障・修理
更新日:2020.05.24 / 掲載日:2020.05.24
スバルサンバー(V-KV3)を懐走仕様!「イグニッションスイッチは交換」
スイッチをバラしてみると、端子の先端に穴が開いている。
これは多分スパークによるもので、削れるというより溶けたのだろう。
新旧の比較。見た目は当然変わらず、端子部分だけが黒く酸化しているのが分かる。ここに数十アンペアの電流が流れている。
また止まった!
コネクターを差し込んでエンジンを始動すると、徐々に熱を持ち始める。熱電対で計測すると、コネクターの奥側はほぼ室温の36度。
指でコネクター各部を触ると、この親指の位置が強烈に熱くなる。だんだん触っていられなくなるぐらいまで熱くなるのだ!
コネクターの手前側の温度は(黄色い部分に熱電対)68度を示して、さらに上昇する気配。こんなところにヒーターはいらない!
コネクターの接続面の樹脂部分もかなり熱によって変形している。接触不良が発生してからかなり時間が経過しているのだろう。
コネクターを外して観察すると、写真の上側の部分が茶色く焦げてプックリと膨らんでいるのが見える。車両火災にならずに済んだ。
端子の内部を見ると真っ黒で大電流によるスパークもあったのだろう。サンドペーパーで金属部分を露出させ、綺麗に磨き上げる。
コネクターを磨き上げて再度接続して温度計測をしばらく続けたが、周辺温度と変わらなくなったので一安心。24歳はかなりすねるわ!