コーティング・クリーニング
更新日:2020.06.26 / 掲載日:2020.06.26

コロナウイルスに負けない! 洗浄除染DIY PART2-1 エアコンフィルター交換

フィルターが装着されているからといって安心は禁物!汚れた空気が蔓延する公道を走るクルマに搭載されているカーエアコンは、想像以上に多量のホコリを吸い込む。それゆえ近年のクルマには「エアコンフィルター」が設置されている。未装着だと外気導入口から入り込んだ枯れ葉などもエバポレーターに直行。冷却フィン周辺に堆積し、除湿水で湿ることで雑菌の温床になり、悪臭の原因ともなるからだ。とはいえ、通気性が確保されている以上すり抜けてしまうチリもあり、年数が経過すればどうしても汚れてくるのだ。

カーエアコンに装着されている「エアコンフィルター」は、家庭用エアコンのように洗浄することはできない。汚れたら交換が原則で、都市部を走り回っていると、半年で目詰まりすることも。目詰まりすると通気の悪化からエアコンの効きが悪くなり、窓がくもりやすくなったり排気ガス臭など異臭の原因ともなるので注意!推奨交換サイクルは1年(もしくは1万km)に1回。取り外してチェックし、見るからに汚れていたら交換サイクル内でも迷わず交換したい。

ユニット内部の通路は無理ゆえ、入り口と出口を徹底洗浄する

「エアフィルター(a)」はエアコンユニットの内部に組み込まれている「エバポレーター(c)」に空気を導くエアダクトの途中。吸引する「ブロアファン(b)」の直前、もしくは直後に設置されている。

エアコンクリーナーを取り外す

グローブボックス下の収納部側壁に設けられているサービスホールのカバーを、ノブに指をかけて手前に引き出し取り外す。エアコンフィルターケースの左右端に設けられているロック用の爪を左右同時に押し込んでロックを解除。そのまままっすぐ手前に引き出すようにしてエアコンフィルターケースを取り外す。

ホルダーに堆積したホコリをキッチリ落とす

エアコンフィルターケースから汚れたエアコンフィルターを取り外す。ケースの枠端にはホコリが堆積している。ケース枠に「アルカリ電解水」をスプレーし、古歯ブラシを利用してブラッシング。堆積した汚れを擦り落とす。水を張ったバケツにドブ浸けして洗い流し、残った水分をエアダスターで吹き飛ばす。

組み込み方向に注意して組み付ける

新品のエアコンフィルターは交換する直前にケースから取り出す。組み付け時は取り付け方向に注意! 高機能タイプは色が付いた面が上(吸引口)になるよう組み付ける。また、側面に表示された「AIR FLOW」マークに注目! ケースとフィルターの「AIR FLOW」マークの矢印が同じ方向になるように組み付ける。ヒダが縮み込んで隙間が生じないよう、フィルター両端のヒダを枠端の突起に引っかけて固定する。付属のシールに交換日時を記入し、フィルターケースの目立つ位置に貼り付ける。

使用した用品

■ クリーンエアフィルター
 「高除塵 PM2.5対策 抗菌・防カビ
 抗ウイルス 脱臭」タイプ
■ 価格:1,800円(税込)
花粉にカビの胞子、PM2.5もカットする除塵タイプのエアコンフィルターで、通気量を落とすことなく99.9%の除塵性能を発揮する。

■ ダイソー:アルカリ電解水
■ 価格:110円(税込)
油汚れの分解作用があり、それでいて2度拭き不要で除菌効果も発揮する、水100%で作られた強アルカリ性の洗浄液。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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