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コーティング・クリーニング
更新日:2020.07.31 / 掲載日:2020.07.31

【車のワックス】ワックスの選び方からかけ方、おすすめ商品まで徹底解説!

【車のワックス】ワックスの選び方からかけ方、おすすめ商品まで徹底解説!

愛車がピカピカだと、見ているだけでいい気分になるものです。車をピカピカにするといえばワックスですが、ワックスには様々な種類があるため選び方に迷っている方もいるでしょう。
また、ワックスはただ塗り込めばいいというものではなく、正しい使い方をして初めて美しい輝きを発揮します。
そこで今回は「ワックスの選び方からかけ方、おすすめ商品」までを徹底解説していきます。

ワックスとコーティングの違いは?

この記事ではワックスに焦点をあてて解説していきますが、「ワックスの他にコーティングもあるけど、違いはなに?」と疑問に思う方もいると思います。
そこで、まずはワックスとコーティングの違いについて解説します。

ワックス

ワックスの成分は簡単に説明すると、ロウの塊です。ワックスというと「固形ワックス」を指すことが多く、主成分は”パラフィン”などの油分が原料となっています。
パラフィン以外にも、高級なワックスには“カルナバロウ”という成分が配合されていることもあります。カルナバロウはコストのかかる高級な成分であるものの、濡れたような美しいツヤを表現することができます。
固形ワックスの他にも「半練りワックス」というワックスも存在しており、固形ワックスに比べて柔らかく、塗り込みも拭き取りもしやすいのが特徴です。
ワックス掛けが非常に簡単なので、固形ワックスをかける前の汚れ落とし(クリーナー成分入りの商品に限る)として使われることもあります。
以下で紹介するコーティングに比べると耐久性に劣るワックスですが、なぜ未だに使い続けるユーザーがいるのでしょうか。
それは、「濡れたようなツヤ」を表現できるためです。コーティングでも十分にツヤは生まれますが、それでもワックスの生み出す深いツヤには適いません。
愛車の輝きにこだわりのある方であれば、耐久性と引き換えに深いツヤを手に入れられるワックスの施工がおすすめです。

コーティング

ワックスに代わり、近年主流になりつつあるのがコーティングです。ガラスを主成分にしているものは「ガラスコーティング」、シリコンやフッ素を主成分にしているものは「ポリマー系コーティング」などと呼ばれます。
どちらのコーティングもワックスのようにロウ(油)を塗り込むのではなく、科学的に塗装面と結合することで効果を発揮します。
ガラスコーティングはその名の通り表面にガラス被膜を形成するコーティング剤で、施工が難しく高価な代わりに耐久性が高い点が魅力です。自分で施工することも可能ですが、プロの業者に依頼するのが一般的です。
対してポリマー系コーティングは、シリコンやフッ素などを主成分に作られたコーティング剤です。耐久性ではガラスコーティングに劣るものの、施工が手軽で、自分でできるコーティングとして人気です。
ツヤよりもメンテナンスの手軽さを重視したい方は、ワックスよりもコーティングの施工が向いているでしょう。

ワックスの選び方

ワックスの選び方

ワックスは上記の固形・半練り以外に液体のタイプも存在し、用途に応じたものを選ぶ必要があります。またボディカラーによっても対応するワックスが変わるので、適合するものを選ばなければなりません。
正しいワックスの選び方について、以下で見ていきましょう。

ワックスの状態

固形ワックス

固形ワックスは、塗装面の保護とツヤ出しを目的に使用するワックスです。そのため、半練りワックスのようにコンパウンドによる汚れ落としの効果は期待できませんが、最高の輝きを手に入れることができます。
ただし、ワックスを塗り込む前にしっかりと下地を作る必要があり、時間と手間を要するため施工の難易度は少し高めです。

半練りワックス

作業性の良さが魅力の半練りワックス。コンパウンド入りの商品であれば、汚れを落としつつツヤ出し作業も同時に行うことができます。
ツヤと塗装面の保護性能に関しては固形ワックスに劣りますが、「気軽にお手入れをしたい」という方には半練りワックスがおすすめです。
また、固形ワックス前の下地作りに使用するのもおすすめです。長期間メンテナンスをしていなかった場合は、半練りワックスを使って汚れを落とすといいでしょう。

液体ワックス

液体ワックスは、スプレーを吹き付けるようにして施工するタイプのワックスです。半練りワックスと同様、汚れを落としつつツヤ出し作業も同時に行うことができます。
作業スピードは他のどのワックスよりも早く、作業性はとても良いです。持続性では敵いませんが、撥水性や光沢感は固形ワックスに近い性能を発揮します。

ボディカラー

知らない人からすると意外かもしれませんが、ワックスは車の色に合わせて選ぶ必要があります。車の色は大きく分けて濃色(黒系)と淡色(白系)に分けることができますが、それぞれ特徴を持っています。色と特徴の関係を表にすると以下の通りです。

汚れ
濃色(黒系)目立つ目立ちづらい
(水垢は例外)
淡色(白系)目立ちづらい目立つ

このような特性から、濃色には磨き傷をつけないようコンパウンドの入っていないワックスを、淡色であれは汚れ落とし優先ですのでコンパウンド入りのワックスがおすすめです。
全色対応のワックスも販売されていますが、できれば愛車のボディカラーに合った商品を選んだほうが、より高い効果を発揮できるでしょう。
ちなみに、淡色の車に濃色用のワックスを使っても問題はありませんが、淡色用のワックスを濃色に使うとコンパウンドにより磨き傷をつけてしまうので、極力使用しないでください。
また、淡色の車であっても新車、もしくは新車に近いほど綺麗な塗装面であれば、汚れ落とし用のコンパウンド入りワックスを使う必要はありません。
むしろ、せっかくの綺麗な塗装に磨き傷を入れることになりかねないため、ノーコンパウンドのワックスを使用することをおすすめします。

ワックスのかけ方

ワックスのかけ方

ワックスをかける前に、まずは洗車を行っておきましょう。汚れたままワックスを塗り込むと、砂ボコリなどをボディ擦りつけることになり、塗装面が傷ついてしまいます。
また、鉄粉が大量についていた場合は鉄粉取り粘土を使うなど、徹底的に下地作りを行うのが綺麗にワックスをかけるのがコツです。
まずはワックスがけに必要な、道具を準備しましょう。

・ワックス
・スポンジ(ワックスに付属しているものでOK)
・クロス

基本的には上記の3点があれば十分です。クロスは大まかな拭き取り用と最後の仕上げ用の2枚があるとさらに仕上がりが良くなります。仕上げ用にはマイクロファイバークロスがおすすめです。
手荒れなどが気になる場合は別途、ゴム手袋なども用意して安心です。また、時計などのアクセサリーをつけている方は、車体の傷防止のために洗車の前に外しておくことを忘れないでください。
洗車が完了し必要な道具を準備できたら、以下の手順でワックスを塗り込んでいきましょう。

① ワックスをスポンジに取る

まずはワックスの蓋を開け、スポンジに取りましょう。このとき、スポンジを水で濡らして固く絞っておくと水が潤滑剤の役割を果たし、ワックスを薄くまんべんなく塗り伸ばしやすくなります。
スポンジに取るワックスの量は、スポンジ全面に軽くつける程度で十分です。余分に取ってしまった分は、缶のへりを使ってこそげ落とすといいでしょう。
ワックスの缶が固くて開かない場合は、プラキャップでこじるようにして開けると簡単に開けられます。怪我をする原因になるので、爪や指で無理に開けることはやめましょう。

② ワックスを塗り込む

いよいよワックスを塗り込んでいきますが、ここで意識したいのが必ず「一定方向」で塗ることです。円を描くように塗り込むと塗りムラの原因になってしまうので、注意しましょう。
まずは縦方向にワックスを薄く塗り伸ばし、次に重ねるようにして横方向に塗っていきます。最後にもう一度、縦にワックスを塗り込むと綺麗に仕上がります。「縦・横・縦」と覚えるといいでしょう。
なお、ワックスを塗り込む際は一度に全ての面積に塗るのではなく、50cm四方に区切って作業していきましょう。一度に塗り広げてしまうと、塗り残しやワックスの乾きを起こす原因になってしまいます。

③ ワックスを拭き取る

ワックスが白っぽくなり乾いてきたら拭き取っていきます。乾く前に拭き取ってもワックスを塗り伸ばすだけなので、必ず乾いてから拭き取りを行うようにしてください。乾燥までの目安は、夏は5~10分程度、冬なら15~20分程度です。
先ほど用意したクロスを使い、軽いタッチでサッと拭き取っていきましょう。強い力を入れる必要はありません。
一枚のクロスで拭き取るだけでも十分ですが、仕上げ用のマイクロファイバークロスで2度拭きするとさらに美しい仕上がりを目指すことができます。

ワックスがけの際の注意点

ワックスがけの際、以下のようなことに注意して作業を行ってください。

① 晴れの日は避ける

晴れた暑い日にワックスをかけるとすぐに乾いてしまうので、曇りの日や気温の低い日に作業するように心がけましょう。

② ガラスにワックスがつかないよう注意する

ワックスがけの際、ガラスにワックスがつかないよう注意してください。ガラスにワックスがついてしまうと、油膜がギラついて視界不良の原因になります。
特に雨の日は非常に見づらくなってしまうので、もしガラスにワックスがついてしまった場合は食器用洗剤などを使って完全に油分を除去してください。

③ エンブレムにワックスが詰まらないよう注意する

エンブレムなどの隙間にワックスが詰まってしまうと、白っぽくなり見た目が悪くなってしまいます。ワックスがけの際は、なるべくエンブレムにワックスが詰まらないよう丁寧に作業してください。
もし隙間にワックスが詰まってしまった場合は、竹串にクロスを巻きつけて掻き出すようにして拭き取っておきましょう。

おすすめのワックス3選!

おすすめのワックス3選!

それでは最後に、おすすめのワックスを3つご紹介します。固形、半練り、液体とそれぞれのタイプから1つずつご紹介するので、ワックス選びの参考にしてください。

シュアラスター:マンハッタンゴールドワックスジュニア

カー用品の老舗、シュアラスター社から発売されている固形ワックスです。最上級のカルナバロウが惜しみなく使用されており、究極の光沢を目指す人にとっては最高のワックスの1つでしょう。
コンパウンドが入っていないので対応色に制限はなく、どのボディ色の車にも使用することが可能です。
高級ワックスだけあって価格は高めですが、質の良いワックスなので少量でも十分な効果が期待できます。

ソフト99:光鏡面WAXシリーズ

作業性の良い半練りタイプのワックスで、ボディカラーに応じて、黒系、白系、パール&メタリック系と3つのラインナップがあります。
パッケージに「キズ消し」と書いてある通り、コンパウンドが配合されているためワックスがけと同時に細かい傷を一掃する効果を持っています。
先ほど「濃色にはコンパウンドを使わないほうがいい」と解説しましたが、本商品は新開発の超微粒子パウダーによって傷消しをしているため、濃色でも問題なく使用することができます。

オカモト産業:液体カーワックス車まるごとワックススプレー

名前の通りスプレーして使うタイプのワックスで、これ一本で洗車からワックスがけまでを行うことができます。
乾いたボディ、洗車後の濡れたボディ、どちらにも使用可能で、ガラスにも使用可能な、とても多機能なワックスとなっています。
とにかく施工が楽なので、なるべくお手軽にワックスがけを行いたいという方にはぴったりの商品といえるでしょう。スプレーの詰め替えもあるので、コストが安く済むのもメリットです。

まとめ

いかがでしたか?ワックスをかけた後のピカピカの愛車は見ているだけでも気持ちが良いですし、ボディ表面の保護にもつながります。
ワックスをかける際は、必ず洗車を行ってから「縦・横・縦」を思い出して、一定方向に塗り込むと綺麗に仕上がります。
また、乾いてしまったりムラになってしまったりすることを防止するために、50cm四方に分けて作業することも忘れないでください。
お気入りのワックスで愛車をピカピカにし、カーライフを楽しんでください!

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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