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故障・修理
更新日:2020.10.19 / 掲載日:2020.10.19

中古タイヤは買取可能?買取業者や高価買取してもらうポイントについて

中古タイヤは買取可能?買取業者や高価買取してもらうポイントについて

不要になったタイヤは、カー用品店や量販店、中古販売業者で買い取ってもらえることをご存知でしょうか?
ご存知の方であれば、消耗品である中古タイヤがなぜ買取対象となっているのか?と気になったことはないでしょうか。

そこで今回は、中古タイヤの買い取りが活発化している背景、買取業者の種類、高価買取のポイントなど、気になる情報をご紹介していきます。

なぜ中古タイヤを買い取ってくれるのか?

実店舗に加えて通販を専門とした中古販売業者が増えているなかで、中古タイヤを積極的に買い取る業者が多く存在しています。

中古タイヤと聞くと「使い古したタイヤ」というイメージが強く、タイヤの寿命を考えると「それほど長く使えないのでは」と心配になる方も多いでしょう。
しかし、以下の理由から多くの人が中古タイヤを求めていることがわかります。

・中古タイヤは安くて購入しやすい
・タイヤを慣らす手間が省けるから使いやすい

さらに、需要が増加するとともに買取価格も高騰し、「お金をかけてタイヤを処分するよりも売却したほうがお得になる」という流れが生まれています。
買い取りが活発化している背景には、タイヤを「購入したい人・売りたい人」の双方が求めるメリットが影響しているのです。

中古タイヤは価格が安く人気

タイヤの買い取りが活発化している理由のひとつとして、「中古タイヤなら安く入手できる」といった需要が影響しています。
ここで注目したいのが、「ただ安いだけではない」ということです。

販売業者によって差はありますが、取り扱うタイヤの質が高いというメリットがあります。
おもに、以下のようなタイヤは買取価格が高く、消費者側の購買意欲も高くなっています。

・新車を購入した直後に自分の好きなタイヤに交換したため、既存のタイヤが不要になった
・万が一に備えて新品タイヤを購入したが、結局使わず不要になった
・通販サイトでタイヤを購入したが、装着する時間がなく未使用のまま残っていた

中古タイヤとはいえ、上記のように「ほぼ未使用」といった質の良いタイヤを取り扱う企業が多く存在しています。
中古販売業者も買い手がつくタイヤを慎重に見極めているため、残り寿命が短いタイヤよりも、比較的新しいタイヤを積極的に買い取る傾向があるのです。

個人間での取引では信用性に欠けますが、自動車関連のアイテムを取り扱う専門業者であれば、ある程度の信頼もあります。
「中古だと危険」というイメージを抱くことも多いですが、しっかりとした販売業者から購入するのであれば、それほど心配する必要はないでしょう。

「純正のタイヤが安く購入できた」「欲しかったメーカーのタイヤが安く購入できた」など、消費者のニーズに適したタイヤを効率よく見つけられるのも魅力的なポイントです。

新品タイヤのように馴染ませる必要がない

タイヤの買い取りが活発化している2つ目の理由として、「タイヤを慣らす手間を省ける」といった需要が影響しています。
新品タイヤを履いたあとは一般的に、以下の目的から「慣らし走行」が必要です。

・タイヤがホイールやリムに馴染むことで故障耐久性が向上する
・タイヤの表皮が擦り減ることでゴム本来のグリップ力が発揮される
・新旧タイヤの差に慣れることで安全走行の確保がしやすくなる

新品タイヤは旧タイヤと同じ条件でいきなり走行すると、異常発熱によりタイヤが損傷する可能性が高まります。
特に「急加速・急発進・急ブレーキ・急カーブ」など、負担の大きい走行は要注意です。

慣らし走行は、夏タイヤと冬タイヤで速度・走行距離の目安が異なります。

・夏タイヤ:時速80km以下・走行距離100km以上
・冬タイヤ:時速60km以下・走行距離200km以上

このように、タイヤを馴染ませるには、一定の速度と距離をクリアする必要があるのです。
手間と時間がかかることを考えると、すでに馴染ませてある中古タイヤが魅力的に感じてきませんか?

さらに、ホイール付きの中古タイヤであれば、ホイールとの馴染ませも終わっているため、装着後すぐに通常走行が可能です。

タイヤの処分にはコストがかかる

通常、タイヤを廃棄するとなると、処分費用が発生します。
タイヤは環境省が「適正処理困難物」に指定しているため、自治体のごみ回収場に出すことができません。

タイヤを処分する際は以下のような「一般廃棄物の収集運搬許可」を保持した専門業者への回収依頼が必要です。

・自治体の適正処理困難物回収サービス
・ガソリンスタンド
・カー用品店
・中古自動車販売店
・正規ディーラー
・整備工場や板金工場
・不用品回収業者
・産廃業者
など

地域によっては、自治体が適正処理困難物としてタイヤ回収を実施しているケースもあります。
しかし、タイヤ1本に対して処理費用が発生するほか、事前の申し込みを条件としている場所が多いようです。

一般的には、タイヤ販売店やカー用品店などでタイヤ交換を依頼する際に、引き取りオプションを付けることが多いでしょう。
価格は業者によって異なりますが、1本あたり300円程度で依頼できます。

その他、不用品回収業者に引き取りを依頼する方法もありますが、1本あたり1,000円以上と割高になっている傾向があるので、出費が気になる方は注意してください。
さらに悪徳業者につかまれば、 知らぬ場所で不法投棄されるリスクもあるので、慎重に見極めなければなりません。

業者選びの手間や処分料を考えると、たとえ査定結果が理想を下回っていたとしても、売れるタイヤは買取依頼するのがおすすめです。

中古タイヤを買取してくれる業者

中古タイヤを買取してくれる業者

タイヤの状態が良ければ、高値で買取交渉が成立する可能性があります。
しかし、どこに行けばタイヤを買い取ってもらえるのか、疑問に感じている方も多いのでしょう。
不要なタイヤ買取は、おもに以下2つの場所で実施しています。

・カー用品店・量販店
・タイヤ買取専門業者

身近な実店舗だけではなく、インターネット上でも買い取りを行なっているのがポイントです。
個々の状況に合わせて、利用しやすい方法で買い取りを依頼できます。

カー用品店・量販店

中古タイヤを買い取ってくれる業者として、「カー用品店・量販店」があります。
カー用品をそろえているだけではなく、車検やタイヤ交換など整備関連のサービスを設けているのも特徴です。

・オートバックス
・イエローハット
・タイヤ館

例えば、上記のような身近な店舗で買い取りを依頼できます。
不要になったタイヤを店舗に持ち込むだけなので、梱包や配送といった手間を省けます。

さらに査定・買い取りを当日中に終えられる店舗も多いので、その場で買取価格を「現金で受け取りたい方」に向いているといえるでしょう。
「不要タイヤの本数が少ない」「近所に店舗がある」という方であれば、大きな負担もなく簡単に手続きを始められるはずです。

ただし、カー用品店・量販店では、下記のようなタイヤだと買取査定ができないケースがあります。

・残溝が規定を下回っている
・保管年数が長い
・タイヤの劣化(ひび割れ・傷・変形)が激しい

タイヤは適切に保管できていたとしても、時間が経つにつれて劣化が進行しています。
新品タイヤであれば製造から10年程度、中古の場合は製造から4~5年程度が寿命の目安といわれています。

製造から間もないタイヤでも保管方法が雑であれば、ひび割れ・傷・変形などの劣化が進んでいる可能性もあります。
高値で買い取りしてもらうためには、後半でご紹介するポイントを参考にしてみてください。

タイヤ買取専門業者

中古タイヤを専門に取り扱う「タイヤ買取専門業者」に依頼するのもおすすめです。
カー用品店・量販店とは異なり、中古タイヤに特化しているので、タイヤの状態が悪くなければスムーズに買い取ってもらえる可能性があります。

また、インターネット上で買取サービスを提供している業者が多いのもポイントです。
インターネット上の専門店では、人件費や設備費など運営に必要なコストを削減し、買取価格に力を入れている傾向があります。

店舗によって査定方法も豊富に用意しているので、都合に合わせて柔軟に買い取りを依頼できるでしょう。

・出張査定
・電話査定
・一括査定
・Web査定

買い取りに対応しているメーカーが豊富な点も、見逃せない魅力のひとつです。
業者次第では、最短即日で対応してもらえることも珍しくありません。

ただし、インターネット型の店舗では出張買取・店舗買取を除いて、梱包や配送の手間が発生します。
タイヤ1本でもそれなりの重さがあるので、本数が多くなると大きな負担となるでしょう。

出張査定であれば、タイヤも一緒に持ち帰ってもらうこともできますが、出張費や運搬費が発生する可能性もあります。
業者によっても対応が異なるので、利用前は十分に検討しましょう。

中古タイヤ高額買取のポイント

中古タイヤ高額買取のポイント

中古タイヤを売るのであれば、高値で売れるに越したことはありません。
そこで最後は、中古タイヤの高額買取のポイントを3つご紹介します。

・タイヤが高く売れる時期がある
・なるべく良い状態で売る
・インターネット型の買取業者に売る

タイヤを売るタイミングや利用する買取業者など、それぞれのポイントを押さえることで高額買取の期待が膨らみます。
「少しでも高く売りたい」という方は、注意点も踏まえて参考にしてみてください。

タイヤには高く売れる時期がある

タイヤには大きく「夏タイヤ」「冬タイヤ」と2つのタイプが存在します。

なかでも冬タイヤと呼ばれる「スタッドレスタイヤ」は、10月もしくは11月に売却するのがおすすめです。
「冬が訪れる前にスタッドレスタイヤを準備しよう」と考えている人が多いため、他の時期に比べて需要が高く、同時に買取価格も上がる傾向があります。

反対に夏タイヤは、冬タイヤから履き替える「春先」がおすすめだといえるでしょう。
オフシーズン・ハイシーズンを見極めることで、タイヤの買取価格が変わってきます。

置き場所を確保し続けなければならないデメリットはありますが、高値で取引するのであれば、タイヤの種類に合わせて買取価格が上がる時期まで待機するのが望ましいでしょう。

なるべく良い状態で売る

タイヤは状態が良ければ、その分だけ高値で取引できる可能性がアップします。
タイヤが高値で売れる「良い状態」とは何か、以下を参考にしてください。

2本または4本セットで出す

新品タイヤでない限りは、1本ずつ売却するのは得策ではありません。2本もしくは4本セットの購入を検討している人が多いため、使用感のある中古タイヤは本数をそろえて売るのが望ましいです。

未使用ならラベルは剥がさない

未使用タイヤを売るのであれば、ラベルは極力剥がさないのがベストです。ラベルが未使用を強調するアイテムになるからです。ラベルがあるとないとでは、価格が数千円前後することもあります。

使わないと判断したら即座に手放す

タイヤは保管しておくだけでも劣化していく消耗品です。どんなに外観に傷・ひび割れがなくても、製造年週が古くなるにつれて価値が下がります。

清潔な状態で正しく保管しておく

タイヤは保管状態によって劣化スピードが異なります。売るつもりがなくても水洗い・乾燥を徹底し、直射日光や雨を避けて保管することが大切です。丁寧に保管しておけば、売りたいタイミングで高値で買い取ってもらえる可能性が高くなります。

売却前は一度汚れを落としておく

中古タイヤを正しく保管していても、ホコリやチリが積もっている可能性があります。売却前は水洗いで軽く汚れを落とし、しっかりと乾燥させておくのがおすすめです。

付属品はすべて用意しておく

タイヤを購入すると付属品がいろいろ付いてきます。売却時に付属品がそろっていると買取価格がアップしやすいため、使わないものでも、小袋に入れて保管しておくのが望ましいです。

インターネット型の買取業者に売る

中古タイヤを売るのであれば、実店舗よりも「インターネット型の店舗」がおすすめです。
すでにご紹介しているとおり、インターネット型の店舗は運営コストを削減し、買取価格アップに力を入れている傾向があります。

スマートフォン・パソコンがあれば、どこでも簡単に査定依頼を申し込めるため、店舗に出向く時間が確保できない方にも向いています。

さらに、足を運ぶ手間が省けることで、異なる店舗に査定依頼を複数出せるのも魅力のひとつです。
「どこなら高く売れるのか」といった疑問を素早く解消できるでしょう。

まとめ

中古タイヤは、未使用状態に近いほど高価買取が期待できます。
売却のタイミングや保管方法を見直すことで、誰でも簡単に高価買取を目指せるので事前に確認しておくとよいでしょう。

カー用品店・量販店・中古販売業者と、さまざまな場所で買取サービスが提供されているので、気になる方はぜひ近所の店舗からインターネット型の店舗まで幅広くチェックしてみてください。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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