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故障・修理
更新日:2020.11.26 / 掲載日:2020.11.26

The 溶接 DIYで楽しむ「鉄」工作7 必須の装備を紹介!

安全を確保するために
危険を回避する装備が必要!
 電気の力で強力なアークを発生させ、鉄を溶かし合わせる「アーク溶接」の作業時には複数の危険が伴う。
 たとえば、アークには可視光と共に目には見えない紫外線や赤外線も含まれる。この紫外線(200~380nm)には目の角膜表層部がダメージを受ける「電光性眼炎症」を、可視光の青光(400~570nm)には視力低下、視野の一部が見えなくなる「光網膜炎」を引き起こす危険がある。溶接アークの直視は厳禁!作業時には目を保護する遮光面の使用が必須。また、溶接煙(ヒューム)を吸入すると発熱や咳、胸部圧迫感などの急性の中毒を起こすことがあるため、防塵マスクも必要だ。感電/火花による火傷、引火火災といった危険も伴うため、それらを回避できる装備や知識も求められる。

防塵マスク

溶接時、金属の溶解に伴って発生する金属蒸気が凝集、微細な粒子となって漂う。これを「ヒューム」と呼び、吸引すると健康被害を起こすため「防塵マスク」が必須!

「防塵マスク」とは厚生労働省が定める国家検定に合格したマスクのことで、防塵性能に応じたD1(透過率85%)、D2(95%)、D3(99%)といったランクがある。

溶接作業ではD2(DS2/N95相当)以上の利用が基本だ。

前掛け◆ 溶接用前掛け P-482 ◆ 価格:5,000円(税別)

軽くて柔らかい作業中の動きの妨げにならない耐炎素材に、シリコンコーティングを施した溶接用エプロン。
(品番付き各製品:SUZUKIDのアイテム)

溶接時には周囲に火花が飛び散り、作業者の衣類にも付着する。このため、作業着(整備用のつなぎなど)は綿100%が原則(化繊だと溶けて燃え広がるので要注意!)。できれば革の前掛けも利用したい。

腕カバー ◆ 溶接用腕カバー P-484 ◆ 価格:5,000円(税別)

溶接の火花の衣類への燃え移り、穴あきを防止する、軽くて柔らかい耐炎炭素繊維を採用した溶接作業向けの腕カバー。

作業着は綿 100%であると同時に、腕をスッポリカバーできる長袖が原則。夏場で半袖なら腕カバーも必要だ。耐火性で衣類の焦げを防止できるため、長袖だったとしてもできる限り利用したい。

腕カバー ◆ 溶接用足カバー P-483 ◆ 価格:5,000円(税別)

作業用の靴はもちろん「安全靴」をチョイス!

ただし、蒸れにくいメッシュ生地採用品は火花が簡単に貫通するので注意。オール革製を利用したい。

こちらがズボンの裾、靴や靴下への燃え移り、穴あき防止を目的とした、耐炎素材にシリコンコーティングが施された溶接作業用の足カバー。

溶接に伴う火花は、特に作業者の足元に落ちやすい。このため、安全靴といえども油断は禁物。靴紐の隙間や踝まわりに入り込む可能性もあるからで、耐炎素材の靴カバーの併用がベストだ。

革グローブ◆ 本革溶接用皮手袋 P-101 ◆ 価格:2,300円(税別)

溶接作業時に発生する火花や高熱になった部材から手を保護するのに最適な本革製のしなやかな手袋。5本指タイプで、全長約33cm。

指先の細かな操作が必要な「TIG溶接」では薄手の革手袋でOKだが、火花が飛び散る「被覆アーク溶接」や「半自動アーク溶接」には厚手のゴツい革グローブが必須!

フル装備!準備完了

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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