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コーティング・クリーニング
更新日:2020.11.18 / 掲載日:2020.11.18

洗車の頻度は本当に適切?保管場所や色ごとの違いについて解説!保管場所や色によって異なる?

洗車の頻度は本当に適切?保管場所や色ごとの違いについて解説!管場所や色によって異なる?

大切な愛車は、きれいに保っておきたいものです。しかし、洗車の適切な頻度がどのくらいかわからず、洗車しすぎると傷が付いてしまうのではないかと不安に感じる方もいるのではないでしょうか。

実は、洗車の頻度は車の保管場所や色によって異なるため、はっきりとした定義はありません。

今回の記事では、保管場所や色など条件の違いによる洗車頻度の違いとすぐに洗車すべきタイミング、洗車頻度ごとのデメリットを解説します。

洗車の頻度は保管場所や色によって異なる?

まずは、保管場所や色ごとの洗車の頻度について確認していきます。この項目を参考にして愛車の適切な洗車頻度を見つけましょう。

ガレージ保管の場合

車をガレージで保管している場合、基本的には月1回程度の洗車でも、車を光沢のあるきれいな状態でキープすることができます。

車が汚れるおもな原因は、風によって巻き上げられた砂ぼこりや紫外線、雨などです。ガレージは密閉された空間であるため、ガレージに保管している場合は風や雨の影響を受けることが少ないので汚れにくくなります。さらに、しっかりと紫外線を遮ってくれるガレージであれば、より車への影響は少なくなるでしょう。

また、カーワックスやカーコーティングを施している場合、ガレージで保管していると、その効果をより長持ちさせることが可能です。

ただし、極端にいうとカーワックスは油を塗り込んでいるだけの状態です。そのため、ガレージで保管していても定期的なメンテナンスが必要となります。

カーポートの場合

カーポートとは、屋根のついている駐車場のことです。ガレージのように密閉されている状態ではないため、完全に防げるわけではありませんが、ある程度の汚れは防ぐことができます。

カーポートに保管していれば、横から吹き込む風による汚れは防ぐことはできないものの、相当ひどく降らない限り、雨による汚れは防ぐことができます。また、太陽光も多少は防いでくれるので、紫外線の影響もやや抑えられるでしょう。

これらを踏まえると、洗車の頻度は2週間に1回が目安です。
ただし、天気の悪い日が続いたら、洗車頻度に関係なく車の状態を確認するようにしましょう。特に、台風などは影響を受けやすいため注意が必要です。

屋根のない駐車場の場合

屋根のない駐車場は、いわゆる「青空駐車」とも呼ばれる保管方法です。自宅の庭に駐車している、あるいは月極駐車場を契約されている方に多いのではないでしょうか。

青空駐車の場合、車は天候からの影響をダイレクトに受けることになります。雨風や日差しに常にさらされている状態ですので、必然的に適切な洗車の頻度も高くなります。
この場合は、1週間に1回は洗車するようにしましょう。

また、カーポートと同じく天気の悪い日が続いたときには、前回の洗車から1週間経っていなくても早めにボディチェックするのがおすすめです。

黒い車の場合

黒や紺などボディカラーが濃い色の車は、砂ぼこりや泥、傷が目立ちやすい傾向があります。そのため、洗車の頻度は2週間に1回を目安とし、汚れが少ないうちに落とすことが大切です。

洗車せずに長い期間放置していると、砂ぼこりなどの汚れが雨で固まり、ボディにシミを作ってしまうこともあります。そうなると、洗車のときに汚れを落とそうと、ついついボディを強く擦ってしまいがちです。

ゴシゴシ擦ると、人の目では見えにくい小さな傷がボディに付いてしまい、かえってボディにダメージを与えてしまうことになります。汚れが少ない場合は水洗いだけでもOKなので、こまめな洗車を心がけましょう。

ただし、ボディカラーの濃い車は、雨や洗車による水垢も目立ちやすい傾向があります。洗車後はマイクロファイバークロスなどを使って、しっかり水気を拭き取りましょう。

白い車の場合

白やシルバーのようなボディカラーが明るい車の場合、光が反射することによって汚れや傷が目立ちにくいので、黒系の車に比べると洗車頻度は少なくて済みます。洗車の頻度は2週間~1ヵ月に1回を目安としましょう。

ただし、車で行った場所の状況によっては、目立つ汚れがついてしまうこともあるので注意が必要です。また、水シミも目立ちやすいので、雨が降ったり晴れたりを繰り返す天気が続いたときには、早めのボディチェックをおすすめします。

水シミも砂ぼこりなどと同様に、洗車のときゴシゴシ擦ってしまいがちです。汚れが少ないうちに、こまめな洗車をするよう心がけましょう

すぐに洗車したほうが良いタイミングとは?

すぐに洗車したほうが良いタイミングとは?

洗車頻度の目安をご説明しましたが、汚れの原因によってはすぐに洗車したほうが良い場合もあります。洗車を後回しにすると、サビや塗装の劣化を招く場合もあるため、必要なタイミングには早急に洗車するようにしましょう。

泥水や融雪剤が付いてしまった場合

遠出をしたときなどには、普段は通らない泥道や雪道を走ることもあるでしょう。
しかし、そのまま放置しているとボディの汚れや傷だけでなく、塗装やタイヤ周辺などにも悪影響をおよぼす恐れがあります。

泥には塩分が含まれており、サビを発生させる原因となります。泥は乾燥して固まると取り除きにくくなるので、早めの対処が必要です。塗装が剥がれたり欠けたりしている車は、ボディ全体にまでサビが進行することもあるので特に注意しましょう。

また、タイヤ周辺のサビは、フレームやドライブシャフトといった駆動系のパーツに悪影響をおよぼすため大変危険です。

凍結防止のための融雪剤にも、塩化カルシウムや塩化ナトリウム、塩化マグネシウムといった塩分の多い成分が含まれています。
これらがサビを引き起こす原因となりますので、泥水と同様に、早めに対処することが必要です。ボディの洗車はもちろん、タイヤ周辺の洗浄も忘れずに行ないましょう。

海の近くに車を止めた場合

夏場、海水浴などで海の近くに車を止めたときにも、早めの洗車を心がけましょう。海からの潮風で、車のボディに塩分が付着してしまうためです。融雪剤ほどの影響はありませんが、サビの原因となることに変わりはありません。

なお、カーコーティングを施した車の場合は潮の影響を受けづらく、洗車自体も楽になります。海沿いに住んでいる方やよく海に行くという方は、カーコーティングを検討するのもよいでしょう。

花粉や黄砂が付いてしまった場合

一見、影響が少ないように思えますが、春頃に多い花粉や黄砂もボディ汚れやシミを引き起こす原因の一つです。

花粉は雨などで水分を含むと、ペクチンと呼ばれるタンパク質を放出します。このペクチンは粘性が高くベタベタとした性質を持っており、ボディに付くと簡単には落とせません。そのうえ、塗装に含まれている成分と結合しやすい性質があります。

これが太陽光などによって乾燥すると、水分を含んで膨張していた分が塗装ごと収縮し、シミが発生してしまうのです。

黄砂は、それ自体がざらついているため、ボディに付着すると傷の原因となります。さらに、黄砂はカルシウムを含んでおり、雨に濡れるとイオンデポジットを引き起こしてシミを発生させることもあります。

「どうせまた積もるし、何度も洗車するのは面倒だ」と感じるかもしれませんが、シミになる前にこまめに洗車しておきましょう。

虫の死骸や鳥のフンが付いてしまった場合

虫の死骸や鳥のフンが付いたときにも、早めに対処しましょう。

虫は体内に酸やタンパク質を含んでいるので、付着したまま放置すると塗装にダメージを与えます。ボディのシミだけでなく、窪みやひび割れを引き起こすこともあるので注意が必要です。

また、鳥は虫を捕食するので、鳥のフンにも酸が含まれています。虫の死骸と同様に、すぐに洗車するよう心がけましょう。

特に、山道や夏の夜を走るとボディに虫が付いてしまうことが多いです。このような場所を走ったあとは、必ずボディチェックを行ないましょう。

洗車の頻度が高すぎるのも車に悪影響?

洗車の頻度が高すぎるのも車に悪影響?

ここまで、適切な洗車の頻度とすぐに洗車が必要なタイミングについて解説してきました。

この記事を読んでいる方のなかには「車をきれいに保ちたいし、保管場所や色を気にするのが面倒だから、とにかく頻繁に洗車しておけば良いだろう」と考えている方もいるかもしれません。

しかし、洗車そのものも車にダメージを与える可能性があるので、やり過ぎはいけません。洗車の頻度が高いことにより、どのようなデメリットがあるかも確認しておきましょう。

洗車の頻度が高い場合

洗車の頻度が高すぎると、傷を付けたり、コーティングを劣化させたりする可能性があります。

頻繁に洗車すると、一見きれいな状態を保てるようにも思えますが、どれほどやわらかいスポンジや布を使ってもわずかな傷が付いてしまうのです。最初のうちには気にならない程度の浅い傷でも、洗車を繰り返すたびに少しずつ深くなってしまいます。
特に、黒系のボディの車は傷が目立ちやすいため注意が必要です。

また、汚れから車を守るためのコーティングも、頻繁な洗車で薄くなったり剥がれたりすることがあります。コーティングを施工している場合は、一定期間洗車を避けるとよいでしょう。

コーティングの種類によっては「メンテナンス剤」が発売されている場合がありますので、そちらを使うのも得策です。

洗車の頻度が低い場合

反対に、洗車の頻度が低すぎる場合はサビや塗装の劣化を助長し、見た目の悪さにもつながります。

近年の車は開発も進んでいるので、通常の汚れで塗装が剥がれることはほとんどありません。しかし、洗車の頻度が低いまま乗り続けると、徐々に塗装の劣化が目立つようになっていきます。

それほど頻繁に洗車できない、うまく洗車できないという方は、ガラスコーティングがおすすめです。汚れ対策はもちろん、傷の防止にも役立ちます。

まとめ

今回は、適切な洗車の頻度や、すぐに洗車すべきタイミングなどを解説しました。
適切な洗車の頻度は、車の保管場所やボディの色によって異なります。天候や走った場所なども意識して、普段から車の様子をチェックしておくことが重要です。

ただ愛車をきれいにするだけでなく、長い間良い状態をキープするために、正しい頻度での洗車を心がけましょう。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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