車検・点検・メンテナンス
更新日:2021.02.08 / 掲載日:2021.02.08
予防メンテのすすめ ボディのダメージケア
強い日差しでボディにはダメージが蓄積!
年数が経過すれば紫外線による
経年劣化で劣化してくる
エクステリアの各部に使用されているゴム/樹脂パーツは直射日光(紫外線)にさらされるため、年数が経過すると「経年劣化」が確実に進行。色褪せて白っぽく変色してくる。
白化するとパネル境目がぼやけてメリハリがなくなることで見るからにみすぼらしくなり、放っておけばさらに醜い状態に……。紫外線が強まる夏場は特に注意を要する。白くなったと感じたら早めに対処したい。
その紫外線の影響はボディをカラフルに着飾っている塗装にも及ぶ。手入れを怠ると塗膜が痛み、表面がザラザラしてくるので要注意! 洗車して保護剤をキッチリ塗布しておきたい。また、樹脂レンズを使用しているヘッドライトも紫外線で黄ばんでくるため注意が必要だ。
洗剤分は残すことなくキッチリ水で流す
紫外線の影響は塗装にも及び手入れを怠ると塗膜の劣化を早めることになる。艶がなくなってきたらただちに対処を。きれいな水に指定量のカーシャンプーを混ぜ合わせる。上方から下方に向かってムラなく擦り洗い。洗剤分を残さず流し落とす。仕上げにコーティング剤を塗布。近年の製品はスプレーして拭き取るだけと処理も簡単!汚れても水洗いで簡単に落とせるため、その後の手入れも楽になる。
白化した樹脂パーツをケアする
1 表面の汚れを落とし、ムラなく塗布する
樹脂パーツが白化するとパネル境目がぼやけてメリハリがなくなる。ワコーズ/スーパーハード:未塗装樹脂用の耐久コート剤。表面の砂ホコリを洗い流し、水分を拭き取ってよく乾燥させる。付属スポンジ黒面の端から端まで「スーパーハード」を絞り出す。薄く均一に塗り延ばす。塗ったそばから黒々としてくる。
2 5分ほど放置し、乾いたタオルで拭きあげる
ムラなく塗布したら、そのまま5分ほど放置。乾いたタオルで軽く拭き上げる。ワイパーは無塗装の黒色樹脂にも有効。アームの隅々まで薄く均一に塗り延ばす。乾燥したところでタオルで軽く拭き上げて完了。黒々した色・艶が復活し、パッと見は新品!
ヘッドライトの黄ばみを落として透明感を取り戻す
1 縦横の繰り返しで直線的に磨き上げる
樹脂レンズを採用しているヘッドライトは、年数が経過すると紫外線の影響でレンズ表面が黄ばんでくる。ダイソー/ヘッドライトクリーナー:なんと200円!磨きとコーティングがこれ1本で完了する。表面に付着した砂ボコリを落とし、レンズ周囲の塗装面をマスキングテープでカバーする。容器を振って、溶剤をよく混ぜ合わせる。容器のフタを開け、付属スポンジに適量(あずき粒程度)、絞り出す。透明感が復活するまで縦・横の繰り返しで全体にムラなく磨いていく。ある程度磨いたら付属クロスで拭き取って仕上がり具合を確認しつつ進めていく。クロスの拭き取り面は、落ちた黄ばみでまっ黄色! 本来の透明度が復活して反射鏡やバルブがクッキリ見えるように! そして、目元がすっきりしたことでクルマ全体のイメージも若返った。