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故障・修理
更新日:2021.04.19 / 掲載日:2021.04.19

燃料タンクおろしと…… 再生公道復帰プロジェクト1

ようやく燃料タンクを降ろす作業にかかるが、これまた固着の嵐!特にゴムホース類は供給が終了しているものが多いので、とにかく慎重に再利用を考えながら外していく。普通ならスポスポ抜けるところもガッチリとやんわり工具でつかんで優しくグリグリしないと動いてくれない。そして外したメインリレーは一見キレイだが、よーく観察すると半田クラックだらけという始末!

燃料タンクおろしと…

室内はサービスホール?の蓋を外し、グロメットごとカプラーを蓋から抜いておく。内部に見えるカプラーはそのままでOK。

燃料タンク本体は四角形で時代的に当然スチール製なので、かなり重量があるはず。幸いにもマフラー中間パイプは逃げているので脱着不要だ。

燃料タンクの左側に樹脂カバー。この中に配管類がすべて詰まっているので、まずこのカバーを外して、ホースをすべて取り除く。

下側二つの丸がネジで、上三つは樹脂クリップ。すべて硬化して崩れ始めていたので、ニッパーでちぎって取り外した。

カバーを外してみるとホースバンドが見えてくる。全部取り外すことになるのだが、見るからに手強そうだ。先が思いやられる。

タンクは基本2本のベルトで固定されているだけだが…難題が

 さてと今回はタンクおろし作業ですが、タンク本体は7本のホースとタンク電源、タンクバンド2本で外れます。最近の車両なら鼻歌の作業に近いですが、お不動様はあらゆるところでお不動様。7本のホースをまず最初に取り外します。給油口の太いホースは径が太いので柔らかく、意外と簡単に抜けました。難儀なのは細いホースです。ほぼ完全固着でホースクランプは錆びて動かず……。

 ホース本体が相当硬化した上、そこにホースクランプが食い込む始末。さらには狭い箇所なので時間をかけてホースクランプをつかんで回してパイプのくびれを乗り越える作業です。次にホース本体をガッチリと挟んでパイプとの固着を取りながらゆっくりと左右によじって少しづつ抜いていきます。6本のパイプを抜くのに約2時間。

 そして最後の1本が燃圧のかかったままエンジンから返ってくるリターンホース。これはクランプではなくバンジョーボルトで固定されているもの。タンク直前に分割の固定ナットがあるのですが、かなりサビサビ。相当強く挟んで回してもホースがポロリとなるかサビでナットが崩壊するかのどちらかになるような気配。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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