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故障・修理
更新日:2021.04.21 / 掲載日:2021.04.21

燃料タンクおろしと…… 再生公道復帰プロジェクト2

縦長の筒のような部分が給油口裏で右隣がエア抜き。比較的手が入りやすいが、硬化して動く気配すらない。プライヤーで軽く挟んでグリグリ。

細いホースはクリップをどうにか挟んでずらし、グリグリした後に慎重にホースリムーバーやらマイナスドライバーを使って抜いた。

タンクドレンボルトは錆びていたので回すことを躊躇したが、レンチをかけたらあっという間に緩んだ。外したら汚い堆積物だらけだった。。。

ほとんどカラに近い状況だったので、抜けたガソリンはわずかだが、問題は腐ったガソリン臭が蔓延したこと。かなりキモチワルクなってしまった。

タンク本体は2本のベルトがフックで引っ掛け固定されているセミフローティング状態。緩めるとタンクが下がってくる。

タンク本体をジャッキで軽く支えておく。固定フックのボルトを緩めていくとタンクがどんどん下がってくるのでジャッキを徐々に下げていく。

タンクは右側がマフラーに引っかかるので左側から下がってくる。タンクの上部にサービスホールがあり、燃料タンクの内部に繋がっている。

燃圧のかかるポンプからの吐出口にはバンジョーボルトがあるのでここから取り外す。できるだけ既存のパーツを残したいからだ。

タンク様が地上に降臨されました。ずるずる引き出すと、まだちゃぷんちゃぷん燃料が入っている音がする……。ようやくポンプに。

ダッシュボード右端奥にメインリレーを発見!ネジ取り外しよりカプラーが大型で抜くのが大変だ。カプラーリムーバーがあるとラク。

カバーをはすして半田面をルーペで観察してみると細かいクラックをあちこちに発見。随所に入っている。接触抵抗増大や導通不良は十分に考えられる。

再利用前提で分解していきます

 とにかく四半世紀以上経過している車両だから、純正部品が出ない可能性が大です。汎用性のない固有のパーツはほぼ供給不可と考えて、再利用前提で分解していきます。

 燃料タンクとボディの隙間から見える形状と指の感触で、タンク側もボルト固定と推定。あえて途中分割せず、タンク側で外すことに。

 そして以前、「なんだこりゃ?」と書いたパーツはメインリレー。これが作動しないと燃料ポンプも動かないので、これも外してみた。場所はアクセルペダルの上あたりのボディサイドの見えにくいところです。ダッシュ周りのペダル側をバラすとわずかに火が出ます。アクロバットみたいな手さばきでリレーを外し、カバーを外してみると、かなりキレイ。しかしルーペを使って半田面を観察していくとかなりの箇所に半田クラックが入っている。

 こりゃ仮に動いても、かなりの確率で走行中に御臨終となりそうです……。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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