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吸排気系修理・整備[2021.05.14 UP]

CVツインキャブレーターのオーバーホール後編

中はガビガビだ!

加速ポンプ部分を開けてみると、ダイヤフラムは乾燥してカサカサ。内部の汚れはほとんどなかった。

フロートチャンバー側は予想通りひどい状態。ガソリンが変質してあちこちにこびりついている。ここを綺麗にするのが大変だった。

作業は結構シンプル

 ネットオークションで購入したまま放置していたキャブレターを引っ張り出してみると、ホコリやオイルがこびりつき真っ黒。まずは外側の汚れをパーツクリーナーで落としてから分解する。スロットルバルブの動きが悪いので、内部にはクリーナーキャブをスプレーしておいた。
 早速分解してみる。バキュームスロットル側は思ったより綺麗だったが、フロートチャンバー側は古いガソリンが変質してベタベタとあちこちにこびりついている。この汚れを落とすのが一苦労だった。ちなみに、インシュレーターは硬化してしまい取り外しが困難なのでそのまま作業を行なった。温めれば外せそうだが、万が一壊してしまうと純正パーツはもう手に入らないから。
 洗浄が終わったらあとはパーツを元どおりに組み込むだけ。ニードルジェットやメインノズルなど、キットに付属している新品パーツに全て交換。ジェット類はメイン#140、スロー#35で組んでおいた。まだエンジンの積み換えが完了していないのですぐに試せないのは残念だが、きっと元気に復活してくれるはずだ。

メインジェットはクリップごと上に引き抜くと外れる。……のはずなのだが、がっちり固着してなかなか外れない。5-56を吹き付けてしばし待つ。

ネジ類など再使用する金属パーツはフリーザーバッグに入れて、フォーミングウルトラクリーナーを吹き入れ、密閉せずに数分間浸け置きしておく。

キャブレターボディの油汚れがなかなか落ちないので、油汚れに強いレクトラクリーンを吹き付けてワイヤーブラシでゴシゴシ。

メインジェットを取り外せばメインノズルやニードルジェットは簡単に取り外せる。はずなのだが、固着してなかなか外れない。

プライマリー側のメインノズルがどうしても外れないので、折れたネジを取り外すエキストラクターを使ってなんとか取り出した。

ようやく全てのパーツを分解し、洗浄した。汚れがひどくかなりの時間がかかってしまった。

ジェット類やノズルを組み付ける時は、潤滑油を少しだけ塗ると入れやすい。5-56無香性ペンタイプはピンポイントで塗れて便利。

メインジェットを組み込む。プライマリ側は#65、セカンダリ側は#140で組んだ。Oリングは初めから組み込まれているので楽だ。

ジェットニードルも燃調キットに含まれているので新品に交換。小さな傷や摩耗がセッティングに影響するので嬉しいセットだ。

加速ポンプのダイヤフラムは硬化してひび割れていた。純正パーツはもう生産終了しているので、リプロ品を探すしかない。

完成!

オーバーホール完了! セッティングパーツまで揃っているキースターの燃調キットのおかげで、遂にキャブのオーバーホールができたぞ。

グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、 自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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