故障・修理
更新日:2021.06.24 / 掲載日:2021.06.24

W123ベンツちゃん復活大計画 vol.23最終回-3 「ソファーのような乗り心地!完全復

5年前、カリフォルニア在住のメイソンさんから購入した我がベンツちゃん。湿気の少ない西海岸モノは、ベース車としても最適と実感できました。

 北米で出会ってから5年。時には失敗、時には笑いといろいろあったレストアも今回で完了。ボロボロだったベンツちゃんも無事生まれ変わることができました。いよいよフィナーレの第3部では、足回りのアライメントをチェック。そして、次なるレストア車両も発表しちゃいます!
●文&写真:ハリー山崎

まるでソファーのような乗り心地ベンツちゃん、ついに完全復活!

 結果的に足まわりのゴム系部品はすべて新品に交換されることになったベンツちゃん。ここまでやればトラブルはもちろんのこと、乗り心地も蘇ったようだ。レストア前に北米で試走したときの乗り味も味を感じたが、今のベンツちゃんのゆったりとしたソファーのような乗り心地は、レストア前とは完全に別物。身を任せてステアリングを握ると、今のクルマとはぜんぜん違う心地よさが体感できる。5年に及ぶレストアでは信じられない大失敗したこともあったが、終わりよければすべて良し。ベンツちゃんは完全に若返ってくれたと思う。

 とはいえ、今回のレストアでは、体力的な衰えと老眼の進行もあって、作業スピードの低下も実感。次のレストアでは、そのことを踏まえて計画を練りたいとお思う。ちなみに次のクルマはニッサン・SR型フェアレディ。近々開始する予定なので、乞うご期待!

スペーサやスナップリングを確認してオイルシールのリップ部にダメージを与えないようにしながらシャフトを挿入する。カバー面は清掃&脱脂後にシーラーを塗布する。

シーラーが均一に塗布されるように、デフ側に位置決め用のボルトを仮付け。ガイドにしながらデフにカバーを押し当て一気に装着する。

取り外していた左右のスプリングを、トレーリングアームの元の位置にセット。デフ(サブフレーム後部マウント)を持ち上げると、スプリングが縮まる。

最新の製造技術で最適化された内部繊維の編み方を採用する、マイレ製のフレックスジョイントに交換。ジョイントもAT作業時に交換済みなので、駆動系はアップデートは万全だ。

右側リヤはトーアウト方向に変化。左はトーイン方向に変化し左右のトーイン量は同じになった。これにてベンツちゃんのレストア作業は終了。5年間ありがとうございました!

新たにレストアに挑戦するのは……「日産・フェアレディ」

アメリカで巡り合ったSR型フェアレディ。言わずと知れたオープンボディのお洒落なスポーツカーだけど、ご覧の通りのサビサビBODY……。なかなか手こずりそうだけど頑張ってみまSHOW! お楽しみに!

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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