故障・修理
更新日:2014.11.03 / 掲載日:2014.11.03
自分でやる車のバッテリーの充電方法
夏や冬の時期が過ぎると、エアコンの使用などでバッテリーもへたります。
一番の充電方法は、毎日、長距離を走ることですが、現実的には無理もあります。
そこで、自分でできる車のバッテリーの充電方法を考えてみます。
2週間に1度は乗らなくてもエンジンをかける
機器を使用しない一番簡単な充電法は、エンジンをかけることです。
最低でも2週間に1度ぐらいが必要です。
理想は法定速度の限界まで速度を出して、20分以上ほど走ることです。
面倒な場合は、アイドリングで2000回転を目安に10分間、
エンジンを回せば放電した分を取り戻せます。
2000年以降の車のほとんどが、
発電機のオルタネーターが電力の大小をコンピューターで判断して、
最適な回転数に制御します。
しかし、念のために2000回転をキープした方がいいでしょう。
この回転数は、日常走行で最も使われる回転数であって、
充電時の目安になるのです。
充電機を購入するのが負担もすくない
充電のための20~30分の走行やアイドリングは、
エコの観点からも厳しいというユーザーもいます。
そんな方には、カー用品店で販売している充電器を購入する方法もあります。
3000円~数万円まで性能によって差があります。
ほぼ全ての商品に過充電防止装置があるので、充電しているのを忘れても安心できます。
ただし、充電器は家庭用の100V電源にコンセントを差し込む必要があります。
戸建住宅でガレージにコンセントがあればいいのですが、
マンション住まいには難しい問題もあります。
ただ、たいていのマンションの駐車場には、
清掃や保守点検のための外部コンセントがあります。
使用について、管理人に相談してみるといいでしょう。
ソーラーシステムによる充電はどうか
シガーソケットなどに差し込んで行うソーラーシステムによる充電法もあります。
カー用品店で安価に販売されています。
結論から言うと、バッテリーの容量を満たす充電は現実的に難しいと考えます。
日照時間の問題もあり、日が出ている方角に駐車場があるのかという地理的要因もあります。
気休めとは言いませんが、車のバッテリーを満たすソーラーパネルは、
最低でも50cm四方は必要といわれます。
放電分を若干、充電できるようなレベルです。
意外に長持ちするバッテリー
劣化の少ないバッテリーでは、
一般的に2~3カ月の間、エンジンを始動させなくても大丈夫といわれます。
その一方で室内灯の消し忘れなどでは、
1日でバッテリーが上がってしまうこともあります。
現在のバッテリーは最低でも、通常使用なら2年以上は持つとされています。
交換の目安はエンジンの回転によってライトの明暗の差がでるようなら、
バッテリーの充電よりも寿命であると考えられます。