パーツ取付・交換
更新日:2015.01.19 / 掲載日:2015.01.19

中古車に初期不良があった場合の対応と返品

中古車に初期不良があった場合の対応と返品goo-net編集チーム

中古車を買ったらカーナビが壊れていた、
タイヤが劣化していた、ファンベルトが切れていた、などなど、
中古車の初期不良に関するトラブルは後を絶ちません。

せっかく選んだ車が初期不良車だった場合の例や対応などをご紹介しましょう。

中古車に初期不良があった場合の対応

まずは販売元のディーラーに確認

中古車の故障で良くあるのは、エンジントラブル、カーナビ故障、
ファンベルトの摩耗などが挙げられます。

きちんとした中古車ディーラーで整備も修理も済んでいる車両の場合は、
故障の対応も修理もしてもらえます。

まずは、故障箇所が販売前から壊れていた箇所なのか、
故障個所が保証の範囲で修理可能かを、販売元のディーラーに確認しましょう。

購入した中古車が壊れていても文句を言えない「現状販売」の落とし穴

初期不良が見つかり、販売元ディーラーに修理を依頼しても、
「現状販売」を理由に断られる事があります。

現状販売とは「保証なし販売」ともいい、車検上問題がないレベルの、
最低限の整備だけをされて販売されている車の事をさします。

「車両状態説明書」などの品質表示を適正に行う義務があるため、
現状販売されている車を購入する場合は、車両状態の確認が必要です。

例えば車両状態説明書に「カーナビが壊れている」と書いてあれば、
納得して購入した事になるので、カーナビの修理はできません。

その場合は修理工場に持ち込んで、有料で修理してもらうか、買い替えるしかないのです。

中古車の故障を泣き寝入りしない為の「瑕疵(かし)担保責任」

「瑕疵」はキズや欠品という意味ですので、
瑕疵担保責任とは、何らかの保証をする責任を負わされているという意味をもちます。

車の場合、購入車にパっと見ではわからない傷や故障があり、
売買成立後にそれが発覚した場合、購入から1年であれば、
契約御解除か損害賠償請求ができます。

現状販売で売られたものでも「車両状態説明書」に記載されていない故障であれば、
販売ディーラーに瑕疵担保責任を問う事も可能です。

中古車に初期不良があった場合返品は可能か?

中古車は状態や年代によって価値が変動するため、
基本的に返品や交換はできないとされてします。

しかし初期不良の具合や、ディーラーの対応によっては、
中古車でも返品に応じてくれるケースもあるので、
契約書を交わす前に事前に確認しておく事も重要です。

初期不良のある中古車に遭わない為の賢い買い方

中古車を購入する際は、自分の目で見て車を選び、
不具合箇所などをよく確認してから購入する事をお勧めします。

もし試乗ができるものであれば、必ず試乗しましょう。
車に乗ってから異臭や内装の不具合がわかる場合もあります。

特に「現状販売」している車については、
自分で見て確認ができるような、あからさまな傷や故障個所がある場合も多いので、
注意して観察する必要があります。

また「車両状態説明書」は自分だけでなく家族にも一緒にチェックしてもらいましょう。
疑問や質問があったら、ディーラーに何でも聞くのもいいでしょう。

初期不良のある中古車に遭わない為にも、
購入価格の安さだけに目を向けるのではなく、
安全に乗ることができる車かどうかを見極めることが大切です。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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