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タイヤ交換
更新日:2015.01.19 / 掲載日:2015.01.19

スタッドレスタイヤの新品・中古の違いってなに?

スタッドレスタイヤの新品・中古の違いってなに?goo-net編集チーム

冬の道路走行では、ノーマルタイヤよりも、
スタッドレスタイヤが有効であるということは、
多くのカーユーザーの知るところかもしれません。

しかし、タイヤを変更するにも費用が掛かります。
冬の道路や雪道などで安全に走行できるメリットはとても大きいですが、
できれば出費は安く抑えたいですよね。

そこで気になるのが、
新品のスタッドレスタイヤと、中古のスタッドレスタイヤとの違いです。

新品と中古のスタッドレスタイヤでは、性能がどのように違うのか、
スタッドレスタイヤは、何年で性能が落ちてしまうのか、など、
中古のスタッドレスタイヤについて興味をお持ちの方も多いと思います。

スタッドレスタイヤの新品と中古では、
性能にどういった違いがあるのか説明していきます。

スタッドレスタイヤの特徴から見る、新品と中古の違い

1.溝

スタッドレスタイヤは深い溝が特徴です。

この溝が路面を噛んで圧縮することで駆動力を得るのです。
当然、中古タイヤは溝が浅くなっている可能性が考えられるため、
溝の深さのチェックが必要です。

また、深い溝とともに「サイプ」といわれる浅い溝があり、
深い溝(ブロック)と浅い溝(サイプ)のエッジが路面を咬むことで、
雪道を快適に走行できるのです。

2.やわらかさ

ゴムは低温では固くなりますが、
スタッドレスタイヤは低温でもやわらかく、路面に吸着することができます。

このスタッドレスタイヤのゴムの柔らかさは、
年数が経過するほどに固くなってしまいます。

固くなると路面に吸着しにくくなるため、
溝が深くても性能を発揮しにくくなります。

ゴムが劣化する最大の原因は紫外線と雨ですから、
平均3年~5年といわれるスタッドレスでも、
キチンと保管していれば5年以上もつようです。

スタッドレスタイヤの新品は「慣らし運転」が必要?

新品のスタッドレスタイヤで、いきなり雪道を走行してしまうのは、
性能を発揮することができなくて危険といわれています。

慣らし運転は、タイヤとホイールを慣らすためはもちろんのこと、
タイヤの表面にある油分を取り除く目的もあるのです。

また、スタッドレスタイヤはゴムに気泡等があって、それが氷の上で威力を発揮したりするため、
慣らし運転でタイヤ表面に出ることにより、タイヤの性能が発揮されます。

慣らし運転の距離の目安としては、
各タイヤメーカーで紹介されている数値が参考になります。

スタッドレスタイヤの新品を購入した際は、
各タイヤメーカーの推奨する慣らし運転・慣らし走行を参考に行うことをお勧めします。

スタッドレスタイヤの寿命の見極め方

スタッドレスタイヤの溝は、半分まで摩耗すると、
ブロックの部分に「プラットホーム」と呼ばれる段差が出現します。

そうなると、スタッドレスタイヤとしての性能はなくなるため、
冬タイヤとして使用することは出来なくなります。

また、スタッドレスタイヤは柔らかく出来ていて、それにより路面へと吸着できますが、
経年劣化でタイヤのゴムは固くなってくるため、ブレーキの効きが落ちてきますし、
シャーベット路などではゴムの柔らかさが走行性能に関わってきます。

スタッドレスタイヤの寿命は、
夏の間の保管方法や冬の間の使用状況によって変わってきます。

空気圧を下げて日が当たらない、風通しの良い場所に保管することや、
使用頻度や乾いた路面での走行、アクセルやブレーキ、カーブの走行方法などで、
タイヤの寿命は決まってきます。

スタッドレスタイヤは3年~5年で交換が必要と言われていますが、
中古のスタッドレスタイヤも多く出回っており、
10年持たせることも可能といわれています。

また、日本製と海外製でも、
性能の落ち方が格段に違うという実験結果も出ています。

安いからといって海外製に飛びつかず、日本製を購入しておけば、
結果的に寿命も長くて安全に使用できるようです。

3年~5年といわれるスタッドレスタイヤの交換時期ですが、
定期的にプラットホームのチェックをしておくことが大切なようです。

未使用ならば新品といえるのか?

カーショップで新品のスタッドレスタイヤを購入したとき、
新品だけど製造は去年のものを売られたら、

“今季のものと購入金額は変わらないのに詐欺だっ!!”

と思いますか?それとも、

“新品には変わらないし…値引きしてもらえればラッキーだな”

と思うかはそれぞれですが、実際にはどうなのでしょう?

タイヤが劣化する最大の原因は「紫外線」ですから、
タイヤショプの倉庫に適切に保管されていれば、
1年前の製造であろうと、そんなに目くじらを立てて怒る事でもないのかもしれません。

しかし「適切な保管」といっても、製造した時から劣化は始まるのですから、
“値引き交渉”の材料になるのは仕方がないように思います。

ほとんどのタイヤショップでは、
その年に製造されたタイヤは、その年に売りきってしまうのが一般的です。

そのため、シーズン終わりには「在庫処分」という形で、
タイヤの価格を下げて売り切ってしまうのです。

メーカーは“品質に問題はない”としていますが、
「昨シーズンのタイヤは消費者に受け入れらない」ということでしょう。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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