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車検・点検・メンテナンス
更新日:2018.08.29 / 掲載日:2018.08.29

追加メーターをダッシュボードやピラーにつけると車検に通らないのか

車の好きな人にとっては、他人とは違ったこだわりのカスタマイズを自分の車に行うことは楽しい作業と言えるでしょう。特にスポーツ走行をするユーザーにとっては、後付けで追加メーターをつけている、またはつけたいと考えている方も多いのではないでしょうか。ここでは、追加メーターをダッシュボードやピラーに装着した場合、そのままで車検に通るのかについて説明します。

追加メーターとはなに?

もともとドライバーの正面やインストルメントパネル中央の見やすい位置には、速度を表示するスピードメーターやエンジンの回転数を表示するタコメーターをはじめ、水温計や燃料計などが、機能的にレイアウトされています。通常の走行ではこれらのメーターだけで、ドライバーには過不足ない情報を提供します。しかしながら、本格的なスポーツ走行を行う場合、よりシビアにエンジンやオイルの状態などをリアルタイムに把握する必要があります。
具体的にはエンジンオイルの温度を表示する油温メーターや電圧計をはじめ、燃料系の状態を確認するための燃圧計、ターボ車であればブーストメーターなど、さまざまな情報を表示するメーターが存在します。また、表示方法もアナログタイプやデジタルタイプ、メーターの指針や照明の色など、カーショップなどへ行くと豊富なバリエーションが店頭に並んでいます。

追加メーターを設置する自体で車検に通らないのか?

答えから先に述べますと、追加メーターを設置することについての制約はなく、車検には通るでしょう。問題は追加メーターの有無ではなく、追加メーターを設置する場所や装着方法になります。車は便利な道具ですが、一歩間違えると危険な事故を招く道具にもなることから、安全と危険防止のために、厳しい基準が設けられております。この基準をクリアできない設置方法だと車検を通ることはできません。

ダッシュボードやピラーに追加メーターを設置すると車検に通らないのか

道路運送車両の保安基準で明確に定義されているのは、スピードメーター(速度計)に関しての、設置場所やメーター自体の構造、表示に関してであり、追加メーターに関しては明確な定義はなされていません。そのため、車検時の合否は検査官の判断に委ねられ、ケースバイケースと言えるでしょう。追加メーター自体を設置することに問題はないようですが、設置場所・設置方法には十分配慮すべきでしょう。道路運送車両の保安基準の「前方視界基準」では、「自動車の前方2mにある高さ1m、直径0.3mの円柱を鏡等を用いず直接視認」できることと定義されています。ただし、例外として「Aピラーおよび室外後写鏡による一定の大きさ以下の死角」「ワイパー、ステアリングホイールにより死角となる部分」とあります。つまり、上記の視界基準を順守し、運転の妨げにならないように、ドライバーの視界を遮ることなく、Aピラーなどへしっかり固定することで保安基準を満たしているとも解釈できます。また、メーターのエッジが乗員を傷つけない形状かなども慎重に検討すべきポイントと言えるでしょう。明確に定義されていない以上、マージンを考え慎重な取付が求められます。

車検を通すための追加メーターを設置する場合の注意点

メーカーのオプション装備にも追加メーターが見受けられます。ダッシュボードやメーターフード上に装着するメーターをトリムに収めたキットをはじめ、コンソール部やナビゲーションシステム、オーディオスペースに専用のアタッチメントを使用して装着したり、Aピラーごとメーターフード付きのタイプへ交換するものなど、色々なタイプが存在します。追加メーターを設置する場合の注意点としては、前述の通り、ドライバーの視界を妨げないことと、固定をしっかり行うことが重要です。ビスや面ファスナーでインストルメントパネルやAピラーに装着するのは、車検でNGになる可能性が大きいと思われます。前方視界基準を確認し、視界の妨げにならない場所にしっかり固定し、設置するようにしましょう。ドライバーを高揚させるスポーツ走行やレーシーなドレスアップ効果の高いさまざまなメーターの追加ですが、設置をする場合は、専門店や整備工場などに相談し、取付位置や固定方法などのノウハウがあるプロに依頼することをおすすめします。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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