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車検・点検・メンテナンス
更新日:2018.08.29 / 掲載日:2018.08.29

ハイマウントストップランプの車検の注意点と保安基準

ハイマウントストップランプと聞いて、どんなランプがピンとこない方も多いのではないでしょうか。車に装備される保安部品の中にはランプと付くパーツがたくさんあるので、どこのランプかわからないのも無理はないかも知れません。ミニバンやワゴンタイプをはじめ、一般的なセダンにも装備されているストップランプの一種です。ここでは、車検時におけるハイマウントストップランプの注意点や保安基準について説明します。

ハイマウントストップランプとはなにか?

ハイマウントストップランプとは車の後方部に設置されているブレーキランプです。後方部には通常ウィンカーやバックランプと一体となったブレーキランプが設置されているのは周知のことと思いますが、そのブレーキランプよりも高い位置に装備され、主にリヤガラス内部中央に設置されているランプです。車種によってはリヤスポイラーやテールゲートスポイラーにハイマウントストップランプを内蔵しているタイプも存在します。
元々このハイマウントストップランプは義務化されておらず、一部の車種には標準で装備されるものの、それ以外の車種のユーザーからはドレスアップパーツとして後付けされていましたが、2006年1月1日以降に製造される全ての車に設置するよう義務付けされました。このハイマウントストップランプの正式名称は補助制動灯と呼ばれています。車体の高い位置に取付けられていることから、後続車にもブレーキ制動を知らせることができ、追突防止の効果が期待できます。

ハイマウントストップランプの保安基準とは?

ハイマウントストップランプはブレーキランプに属しており、車検の際にはいくつかの保安基準を満たしていなければなりません。灯光の色は赤色と決められています。また、取付の個数も1つと決まっており、ブレーキランプと連動して点灯しなければなりません。設置位置は地上より0.85メートル以上でありブレーキランプよりも高い位置とし、基本的に車の中央に付けます。真ん中に取付けられない場合は、例外として照明部の中心が中央から150ミリメートル以内の範囲までずらすか、真ん中の左右に1つずつ付けることが許されています。スモールランプとの兼用はできません。

車検を通すためのポイント・注意点とは?

ハイマウントストップランプが車検に通らない理由としては、電球やLED切れを起こしている場合が挙げられます。ハイマウントストップランプは、複数のバルブを組み合わせていたり、LEDタイプは光量を補うためにたくさんのLEDを使用していたりとさまざまです。ランプ自体が点灯していたとしても、その中の1つでも切れてしまっていたら車検を通すことができません。以前はドレスアップパーツのように扱われていたハイマウントストップランプも、現在では安全面から装備が義務付けられるほど、必要不可欠な安全装備となっています。そのため保安基準も厳しくなっていますので、装備が義務付けられた2006年1月1日以前に生産された車両であっても、車検の際にはバルブ切れなどがないか事前に確認する必要があります。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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