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故障・修理
更新日:2015.04.02 / 掲載日:2015.04.02

車のベルトから異音がする原因と交換方法

車のベルトから異音がする原因と交換方法goo-net編集チーム

車を運転していたら突然聞こえる「キュルキュル」という異常音。
この異音はベルトの緩みや劣化が原因で起こる、
「ベルト鳴き」という現象かもしれません。

車のベルトが緩むと、
エンジントラブルや事故の原因にもつながりますので大変危険です。

車のベルトから異音がした時の、原因と対策方法、交換方法をご紹介しましょう。

車のベルトの役割

車は二つのベルトが重要な役割を果たしています。

ひとつはエンジンの内部に組み込まれている「タイミングベルト」で、
エンジンルームを開けても見えない構造となっています。

もうひとつのベルトは発電機、パワーステアリングのポンプ、エアコンなどを、
エンジンの動力を使って動かすための「各系統のベルト」です。

これらのベルトがひとつでも切れてしまうと、
車は正常な機能を果たせなくなってしまいます。

例えば発電機系統のベルトが切れると、
バッテリー上がりやエンジンが停止してしまう恐れがあり、
エアコンのベルトが切れるとエアコンが作動せず、
パワステのベルトが切れるとハンドルが重くなり、
運転の続行が不可能となります。

これらのベルトはゴム製で出来ているので、
走行距離や走行年数による磨耗や劣化は避けられません。

突然切れてしまったらと思うと不安になりますが、
切れる前に必ず異音が発生するので、
ベルトの異常は比較的早く気づくケースがほとんどです。

ベルトの異音「ベルト鳴き」とは?

ではベルトの異音とはどのようなものでしょうか?

車のベルトはエンジンのクランクシャフトの同軸上にあるプーリーと、
パワステ、発電機、エアコンなどのプーリーにかかって、
駆動する仕組みとなっています。

ベルトはゴム製なので、
発熱や経年劣化の影響を受けて硬化したり、
摩擦熱で磨耗してしまうものです。

劣化したベルトが伸びていたり硬化していると、
駆動抵抗による摩擦熱などでキュルキュル」という音を発します。
これを「ベルト鳴き」といいます。

車を運転していて「キュルキュル」という異音が鳴ったら、
ベルト鳴きですのでベルトの点検が必要となります。

ベルトの交換方法と交換にかかる費用

ベルトの劣化状態はセルフチェックでも可能です。

ベルト鳴きが発生したらエンジンルームを開け、
懐中電灯などで照らしてチェックしてみましょう。
亀裂が入っていたらベルトの交換時期です。

亀裂がなくても、5年以上一度も手を入れていないなら、
交換する事がおすすめです。

明らかな亀裂や、ベルトが裂けてしまっている場合は、
速やかに修理工場で見てもらい、ベルトを交換して下さい。

気になるベルト修理の費用ですが、車種やメーカーによりまちまちです。

と、言うのもベルトの構造が車種によって一本にまとまっていたり、
バラバラに駆動していたりと、ベルトの構造に統一性がないのです。
基本的にはベルト代+工費という計算になります。

ベルト鳴きを和らげる対策として、
「ベルト鳴き防止剤」を塗るという方法があります。

ベルト鳴き防止剤は、カー用品売り場で購入でき、
ベルト鳴きを防ぐ効果が確認されています。

ただしあくまでも応急処置的な役割なので、
メンテナンスをしたことになりません。

ベルトの鳴きが確認されたら修理工場で見てもらう事が一番の対策です。


ベルト交換の際、費用を抑えるために、
ネットオークションや輸入品で安いベルトを入手して、
交換してもらう方法もありますが、
ベルトは車の中でも大変重要な部品ですので、
純正品のものと交換する事をおすすめします。

安易な交換は事故の元にもつながりますので、
然るべきところでメンテナンスを受けましょう。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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