車検・点検・メンテナンス
更新日:2018.08.29 / 掲載日:2018.08.29
軽自動車の車検代を節約するにはどのような方法があるか
毎回車検の時期になると、まとまった出費が発生するため、頭の痛い人も多いのではないでしょうか。もちろん、軽自動車でも税金や自賠責保険料など車検となるとかなり高額な費用が発生します。何とか車検費用が節約できる方法はないのでしょうか。ここでは、軽自動車の車検代を節約する方法について、詳しく説明します。
軽自動車の車検の一般的な相場は、ディーラー車検なのか整備工場で車検をするのかといった、車検業者によって多少変わってきます。一般的に、ディーラー車検は割高な傾向にあると言えます。
・ディーラーでの車検相場:おおよそ70,000円~100,000円 程度
・整備工場での車検相場:おおよそ60,000円~80,000円 程度
このように、車検を依頼する業者によって、数万円程度の差が出てきます。もちろん、重量税や自賠責保険料、印紙代などの法定費用と呼ばれるものは、どの業者に依頼しても金額は変わりません。違いがあるのは、点検、整備、検査費用です。
軽自動車の車検費用の内訳
車検費用を節約する方法をご紹介する前に、車検費用の内訳をご説明します。車検費用というのは、大きく分けて3つの項目で構成されています。
1.法定費用(自賠責保険、重量税、印紙代):保険や税金なので、節約は不可能です。
2.車検基本料金(点検費用、検査代行料):業者ごとに値段が決まっています。
3.整備費用:検査の結果、必要となった整備料金や消耗品などの部品代、同時に行うオイル交換などの費用です。
ユーザー車検をする・料金の安い車検業者へ依頼する
究極の節約方法は、ユーザーが直接、軽自動車検査協会へ車両を持ち込むユーザー車検です。業者を通さずに自分で車検を受ければ法定費用以外の費用は発生しません。インターネットで簡単に空きのある希望日時を予約することが可能です。しかしながら、土日・祝日は休みなので、人によっては平日に休みを取る必要もあり、車に不慣れな人にはハードルが高い方法とも言えるでしょう。そこで、車検基本料金の安い業者を探すことも得策です。複数の業者から見積もりを取って、費用を比較検討すれば、自分にあった業者が見つかるでしょう。
軽自動車の整備をDIYで行う
また、車検のついでにすすめられる整備について、その場では必要最低限以外の箇所をやらないことも節約方法として挙げられます。例えば、エアフィルターやエアコンフィルター、オイル交換など、後から自分で簡単に行える作業は、DIYで交換することも選択肢のひとつです。軽自動車の車検代を節約するには、車検基本料金が安い業者を選んだり、必要最低限の整備に留めたりする方法があります。しかしながら、節約ばかりを考えて、最低限の箇所しか点検がされなかったり、必要な消耗品の交換等の整備を行わなかったりすると、後々に車のトラブルを招きかねません。特に新車登録から年数が経過している車両や普段なかなか点検ができない場合は、費用面以上に安全面を考慮して、車検のプロに依頼しましょう。