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車検・点検・メンテナンス
更新日:2018.08.29 / 掲載日:2018.08.29

走行距離によって車検にかかる費用に違いが出るのか

車検は車両を所有する人の義務であり、新車は初回新車登録から3年、その後は2年ごとに車検を受ける必要があります。以前は新車登録から10年が過ぎた車は毎年車検を受ける必要があったため、新車登録後10年以上の車は、車検費用が毎年必要になっていました。しかしながら、平成7年の法律改正により、登録10年以降の車も2年ごとの車検になっています。そのため、現在は登録年数による基本的な車検費用の違いはなくなっています。ここでは、走行距離と車検費用の関係について解説をしていきます。

走行距離で車検費用は変わる?

車の登録年数が車検費用に影響しなくなったため、車検費用に差が出る要因は走行距離や車のコンディションなどが挙げられます。それでは、走行距離が多ければ車検費用も増えてしまうのでしょうか?車検費用は自動車重量税や自賠責保険といった法定諸費用と、点検料や検査代行手数料などの車検基本料に分けることができます。走行距離がどれだけ増えても、法定諸費用の中の自賠責保険料は変わりません。
しかしながら、車齢が13年、18年で自動車重量税は2段階に増額されます。車検基本料は業者によって差がありますが、走行距離が増えれば消耗する部分が出て来るため、車の状態によっては整備や部品交換により多くの費用がかかる傾向にあります。

走行距離によってどんなところにかかる費用が違ってくるの?

それでは、走行距離が増えると具体的にどんな費用が違ってくるのでしょうか?いわゆる消耗品と呼ばれる走行距離によって定期的に交換を推奨されるパーツが主に対象となります。エンジンオイルやエアコンフィルターと言った軽微なものから、タイヤやデフオイル、ATF、ブレーキパッドなど3万キロ~5万キロを目安に交換するパーツ、8万キロや10万キロとなると車種によってはタイミングベルトなどの交換も必要となります。もちろん、タイヤやブレーキパッドなどは走行距離以外にも走行パターンによっても大きく寿命が異なります。とは言え、走行距離が少ない車に比べて、走行距離が多くなれば、総じて車検費用は高くなる傾向が高くなります。

走行距離が10万キロを超えたら車検を通さずに廃車にするべき?

上記の通り、一般的に走行距離が多くなれば、消耗品交換や整備に伴う車検費用が増える傾向がわかります。それでは、10万キロを超えたら車検を通さずに廃車にするべきでしょうか?普段からメンテナンスをしっかり行っていれば、10キロを超えた車でも良い状態を保つことができるため、車検時に驚くような費用を請求されることは稀でしょう。また、最近の車はボディ剛性も高く耐久性も向上しているので、10万キロを超えてもきちんと消耗パーツを定期的に交換しメンテナンスを怠らなければ、問題なく使用できる品質を持っています。せっかくの愛車ですから、車のコンディションと車検時の見積りから、廃車にするか今後も継続して乗り続けるのかを判断することをおすすめします。普段から定期点検に加え、自分でできる範囲のメンテナンスを実施することで、車のコンディションを長く維持することは可能であり、車検費用を抑えることにも繋がります。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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