車検を受けると洗車も一緒にしてくれるのか

車検とは、法律によって定められている「保安基準」に適しているかを検査する制度であり、新車登録から初回は3年、以降は2年に1回受けることが義務付けられています。部品の接触不良や老化による事故などを未然に防ぐために車検を行うのですが、車検時の審査に洗車が影響するのではないか、という噂や疑問を聞いたことのある方も多いかもしれません。ここでは、車検前に洗車をすべきか、また検査時に洗車が影響あるのか、またそれとは別に、車検後に洗車をしてくれるのかについて解説します。

この記事の目次

1. 車検前に洗車をすることで審査に影響があるのか？
2. 車検前に洗車はした方がいいのか、それともしない方がいいのか
3. 車検を受ける際に洗車も一緒にしてくれるのか

車検前に洗車をすることで審査に影響があるのか？

結論から言うと、車検時の検査において汚れが原因で落とされるといったことはないと言えます。車検とは前述の通り、「保安基準」をもとに不備な箇所はないか等を検査するものです。部品の性能に支障をきたすようなキズや破損なら別ですが、汚れが原因で車検に落とされるということはありません。しかしながら、車検をするのは人間です。あまり泥だらけで普段から大事に扱われていないような車両は、日常のメンテナンスが行き届いていないものと想像はできるでしょう。
また、次から次へと検査を待つ車がいる以上、スムーズに車検を進めるためには、車が綺麗な方が良いのかもしれません。いずれにせよ、検査員はプロですので、その車検の質に影響がでることは決してないと言えるでしょう。

結局のところ、車検前に洗車はした方がいいのか？しない方がいいのか？どちらがいいのか？ということになると思いますが、事前に洗車を済ませてから車検を行うユーザーは少数派かもしれません。洗車をせずに車検に行ったとしても、「あなたの車だけが汚い」「あなただけ心証が悪い」といったことは起こりませんので、洗車するのもしないのもどちらでも良いと思われます。車検前に洗車をしなくても、車検自体には影響はありません。とは言え、あまりにも汚れている場合は、マナーとして、軽く汚れを落とすくらいの気持ちで洗車することをおすすめします。

車検を依頼する際、洗車をしてくれるのかどうかについては、車検を依頼する業者次第になります。車体番号を読み取れない場合や足回りが泥だらけでは、検査に支障がでないまでも、車検前に簡単な洗車や汚れをふき取る可能性はあるかもしれません。サービスの一環として洗車をしてくれる車検業者もありますが、そのほとんどは車検が完了してからユーザーへ納車する際に綺麗に洗車するのが一般的だと推測されます。また、洗車をサービスで提供してくれるところもあれば、別途有料で洗車を行うところなど、その業者によって違いがあります。車検の際に洗車を希望する場合は、必ず確認をするようにしましょう。