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車検・点検・メンテナンス
更新日:2018.08.29 / 掲載日:2018.08.29

車検の頻度は使用年数で変わる?新車登録から10年以上経過すると毎年になるのか?

一般自家用乗用車の車検期限は、新車登録から初回は3年、2回目以降は2年おきになります。しかし、この記事を読んでいる人のなかには「新車登録から10年以上経過した車は毎年車検を受けなければならない」という話を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、新車登録から10年以上経過した車の車検頻度、また毎年車検を受けなければならないケースも併せて解説します。

車検は10年以上経過した車でも2年おきでOK

車検は10年以上経過した車でも2年おきでOK

結論から言うと、新車登録から10年以上経過している車(自家用乗用自動車・軽乗用自動車の場合)でも、2回目以降の車検は2年おきで問題ありません(2022年11月現在)。ただし、8トン以上の貨物自動車やバス・タクシーなどの商用車の場合は、初回から1年おきで車検を受ける必要があります。

このように、車検頻度は「車の使用年数」や「走行距離」は関係なく、車の種別や用途によって取り決めされています。では、なぜ「10年超えの車の車検頻度は1年ごと」という話があるのでしょうか。

実は、車齢を10年以上経過している一般自家用乗用車の車検有効期間が1年であった時代が本当にありました。一般自家用乗用車の車検頻度が使用年数に関わらず、現行(2022年11月現在)の2年おきになったのは、1995年の道路運送車両法の改正からです。そのため、「新車登録から10年超えの車の車検頻度が毎年」という話は、おそらくその頃の名残りだと考えられます。

車検制度が現行の2年おきに変わった理由とは?

10年以上経過している車の車検頻度が1年おきから現在の2年おきに変更されたのは、各自動車メーカーの技術が進歩し、信頼性や耐久性が飛躍的に向上した背景からです。1983年の道路運送車両法の改正では、新車登録から初回車検までの期間が2年から3年へ延長になった経緯もあります。

このように車検制度は、技術の進歩とともに適したものに変わっていきます。現在の「初回車検3年、2回目以降2年」という車検頻度も長らく変化していないことから、抜本的な改革が望まれます。

毎年車検を受けなければならないケースはあるのか

車検頻度は道路運送車両法により使用年数や走行距離に関係なく、車の種別や用途によって分類されています。では、毎年車検が必要な車にはどのようなものがあるのでしょうか。

上記でも解説したように、8トン以上の貨物自動車やバス・タクシーについては、初回から車検の有効期間が1年です。また、8トン未満の貨物車も初回の車検期間は2年ですが、2回目以降は1年おきに車検を受ける必要があります。レンタカーについては、乗用自動車であっても2年目以降は毎年車検を受ける必要があります。

まとめ

車の車検頻度は、1995年の道路運送車両法の改正以降、毎年ではなく2年おきに変更されました。また、バスやタクシーなどの商用車は毎年車検を受ける必要があるなど、車の種別や用途によって違いがあります。

車検の有効期限は車検証に明記されていますが、使用年数や走行距離に関わらず安全走行に努め、定期点検を怠らないように留意しましょう。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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