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車検・点検・メンテナンス
更新日:2018.08.29 / 掲載日:2018.08.29

車検切れで交通事故を起こした場合の過失割合について

万が一事故を起こしたり事故に遭うと、相手方との過失割合が重要になってきます。過失割合によって損害賠償に対する負担比率が変わるためです。では事故の過失割合とは具体的にはどのようなものなのでしょう?また、もしも自分の車が車検切れだった場合、それは過失割合に関係してくるのでしょうか?

事故の過失割合とは

事故の過失割合とは簡単に言うと「該当する案件の事故責任が当事者同士でどちらにどのくらいの割合であるのか」というものになります。一般的にはどちらかが完全に停止していてるとことに追突した場合などに、回避行動をとる術が全くない場合を除いては100%どちらかのみの責任になる事は少なく、例えば90対10、65対35のような比率で表されます。このように過失割合に応じて損害金額の負担を行う責任があります。相手方への補償をする際、「対人賠償」は加害者が被害者へ全額補償をしますが、「対物賠償」に関しては過失割合の応分を補償する事になるのです。

車検切れで事故を起こした場合、過失割合は変わるのか

では車検切れの車を運転して事故を起こした場合、過失割合への影響はあるのでしょうか?基本的には、過失割合への影響はありません。あくまでも事故の過失割合は事故が起こった原因がどちらにあるのかという割合であり、車検切れは事故の原因とは直接的には関係のない事になるからです。しかし例外として過失割合へ非常に大きな影響を及ぼす事もあります。ブレーキが十分に作動しない、タイヤの残り溝が保安基準に適していないなど、事故の原因が車両の状態(整備不良)に起因すると判断された場合です。そうなると事故を起こす危険性を分かっていて運転をした事になり、過失割合へ重大な影響を及ぼす可能性が出てきます。

車検は重要で必ず受けなければならないもの

上記でも述べたように、車検切れの車を運転して事故を起こした場合、事故の原因によっては過失割合にも影響します。しかし車検の重要性は過失割合に関する事だけではありません。車検は、車検を受けた時点で国の法律で定められた保安基準にその車が適合しているのかを確認する検査です。万が一、ブレーキやハンドル操作に関係する部分の故障があった場合には事故に直結する故障になる可能性があり、定期的に検査をする事ができる車検は非常に重要なものなのです。また、車検を受ける事は法律でも定められており、車検切れの車を運転すると「無車検運行」により厳格な罰則規定があります。また、自賠責保険が失効している場合は「無保険運行」によって行政処分の対象となります。車検切れの車を運転するという事は非常に危険な行為です。事故を誘発する危険が増す一方で、万が一事故を起こしてしまった場合には、原因によっては過失割合に影響する事もあります。また、上記のように非常に厳しい行政処分を受ける事にもなり兼ねません。公道を走行する車両は、車検を受ける事は最低限のルールですので、うっかりという事も無いようにしっかりと車検時期を確認するようにしましょう。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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