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車検・点検・メンテナンス
更新日:2018.08.29 / 掲載日:2018.08.29

車検時に発炎筒の使用(有効)期限が切れていたら、車検は通らないのか

『発炎筒(はつえんとう)』について、教習所で使い方や役割などを教えてもらったかと思います。また、助手席の下にあるのを認識している方も多いと思います。しかし、「実際に使ったことがある。」という方は少ないかもしれません。発炎筒について全く知識がない方などは車検のチェック項目に発炎筒があるのかどうかさえ曖昧になってしまっていることもあるかと思います。ここでは、車に装備してある発炎筒についての疑問あれこれについて紹介していきます。

発炎筒とは

発炎筒は正式名称を「自動車用緊急保安炎筒」といい、JIS (日本工業規格)により性能が厳しく決められています。発炎筒は、国産、輸入車を問わずすべての自動車に搭載されており、往来の激しい公道での事故や故障などのトラブルが起きた時に、鮮やかな赤い炎を出してまわりのドライバーなどに伝える非常信号用として使用します。1度の使用で5分以上燃焼しますし、日中で600m以上、夜間は2km以上離れたところから目視で確認することができます。発炎筒の使用方法はマッチと同じです。発炎筒の外筒キャップを外し、外筒キャップに付属されている擦り板で発炎筒のマッチ部分を擦って点火させます。

車検に発炎筒の項目はあるのか?

車検に発炎筒の項目はあるのかと問われるならば、厳密に言うと『ありません』というのが答えになります。ですが発炎筒などの非常信号灯の有無は確認します。道路運送車両法では、発炎筒は「非常信号用具」に該当するので、備えていないと車検には通りません。非常信号用具には以前から知られている発炎筒の他にも、電池で作動するLED発炎筒なども存在します。
しかし、非常信号用具を車に搭載していたとしても、使用期限が過ぎていたり整備不良の状態ですと、いざ使おうとしたときに使えない状況になる場合があり、車検に通らない事になるので注意をしましょう。
法律では、

1.JIS(日本工業)規格以上の性能であること
2.損傷または湿気を吸収したため性能が著しく低下したものはNG

となっています。
使用期限が過ぎた発炎筒はJIS規格の性能を満たしていないと判断できるので、1に抵触し、車検が通らないことになります。また、2の湿気などは完全に水に浸かった状態と考えられており、水没した車などに搭載されていた発炎筒などがこれにあたります。発炎筒はガソリンスタンドで交換できるところもありますし、ホームセンターやカー用品店などでも簡単に入手することができます。

発炎筒に関する疑問

Q.発炎筒に使用期限はあるの?

A.あります。発炎筒の使用期限は4年とJIS(日本工業規格)で定められています。使用の有効期限が過ぎた発炎筒は劣化して点火しないことがあるため、期限が切れた発炎筒は新しいモノに交換するようにしましょう。

Q.発煙筒なの?発炎筒なの?どっちが正しい?

A.正しくは発炎筒です。紛らわしいのでこの機会に覚えておきましょう。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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