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車検・点検・メンテナンス
更新日:2018.08.29 / 掲載日:2018.08.29

車検時のヘッドライトを新聞や紙で隠している意味とは?

まれに、ヘッドライトを新聞紙やコピー用紙などの紙で隠して、車検を受けている車を見かけることがあります。何故なのでしょうか?また、すべての車がしなければいけない作業なのでしょうか?ここでは、ヘッドライトを紙などで覆う事に関する疑問に答えていきます。

ヘッドライトを覆う必要性

車検の時のヘッドライト検査が平成27年の9月から変わります。今まではすべての車の検査はハイビームでおこなわれていましたが、平成10年9月1日以降に製作された車に関しては、原則、ロービーム(すれ違い灯)での検査となります。それ以前に制作された車に関しては、従来どおりハイビームでの検査となります。
この検査方法の変化に合わせて、すべての車検場の検査ラインが変わったかといえば違います。新しい検査方法に対応していない車検場もたくさんあるのです。また、同じ車検場であっても、検査ラインが違えばハイビームでの検査もあればロービームで検査するラインもあります。そのため、まだほとんどの車種がハイビームでの検査となります。そこで問題になるのが、ハイビームを点灯させるのと一緒にロービームも点灯してしまう車種があることです。それが、4灯式ヘッドライトの車種です。そういった車種はハイビームでの検査をロービームが邪魔してしまうので、ロービームの部分を新聞紙やコピー用紙などで覆う必要があるのです。対して、2灯式ヘッドライトの車種の場合はハイビームとロービームが切り替わるので検査の時に紙などで覆う必要がないのです。

ヘッドライトを紙で覆う事の疑問あれこれ

Q.検査ラインにいるすべての車がヘッドライトを覆っているのか

A.いいえ違います。すべての車種ではなく、4灯式の車だけです。2灯式の車はヘッドライトを覆う必要はありません。

Q.なぜヘッドライトを覆う必要があるのか

A.4灯式のヘッドライトのほとんどがハイビームを点灯すると同時にロービームも点灯します。 すると、ハイビームの「光量」や「光軸」を測りたいのに「ヘッドライトテスター」がロービームに惑わされてしまい、正確な数値が出なくなる恐れがあるからです。それを避けるために4灯式のロービームを新聞紙などで目隠しするのです。

Q.紙等でヘッドライトを覆ってしまうと、点いてることを確認できないのでは?(点灯確認)

A.大丈夫です。新聞紙などの紙でヘッドライトを覆ってしまってもすべてきれいにロービームを覆うことは不可能です。なので、ライトが点いているかどうかぐらいは確認できるので問題はありません。

Q.いつヘッドライトを覆えばいいの?

A.たまに、公道を走っている車でヘッドライトをすでに覆ってある車を見かけますがそうすると、トンネルや急な天候の悪化など、急激な変化に対応できません。ヘッドライトは、車検場の敷地に入ってから、検査ラインに入る前までの間に覆うようにしましょう。簡単な作業なので、時間を取るわけではないですからね。

Q.ヘッドライトを覆った紙類はいつ外せばいいの?

A.車検場の敷地の外に出るときは外すようにしましょう。検査後にすぐに外してしまって、再度検査しなければいけないと“もう1度貼り直し”になってしまいます。また、ヘッドライト検査が合格であれば、検査をやり直すのは不適合だった箇所だけなので問題はありませんが、外し忘れると、夜間の走行が大変危険なので気をつけましょう。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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