車検・点検・メンテナンス
更新日:2015.04.04 / 掲載日:2015.04.04

車の冷却水の量の点検と補充の方法

車の冷却水の量の点検と補充の方法goo-net編集チーム

冷却水には、エンジンを冷却するという大切な役割とともに、
エンジンを錆びさせないための、防錆効果や凍結を防ぐ効果があります。

この冷却水は蒸発するため、タンク内の量は減少します。

液漏れなどが無ければ、急激な減少はありませんが、
量が減るとオーバーヒートなどを起こす可能性があるので、
定期的に冷却水量を確認することが大切です。

1.点検の前にまず冷却水の温度の確認を行いましょう

冷却水量の点検は、
リザーバータンクを見ることで確認することができます。
リザーバータンクは、
ラジエーターのキャップ部分とホースでつながっているタンクです。

冷却水量を点検する際は、
冷却水の温度が下がっている時に行うのが原則です。
点検の前に、冷却水の温度が十分に下がっているか確認します。

確認方法は、メーターパネルの水温計で確認をします。
水温計はメーターパネルの右側下方にあります。
水温計の指針がC側に振れていれば、冷却水の温度が下がっている状態です。

2.冷却水量の点検方法

冷却水の温度が下がっていることが確認できたら、
ラジエーターキャップのホースを辿り、
リザーバータンクを見つけます。

リザーバータンクのキャップには、
「COOLANT」や「冷却水」と表記されていますので、
はじめて確認を行う際には、キャップを確認しておきましょう。

リザーバータンクを発見できたら、冷却水の量を確認します。

リザーバータンクの側面に書かれている、
上下のライン間に液面があれば、冷却水量は問題ありません。
水面が、下のライン以下だった場合は冷却水を補充する必要があります。

また、冷却水の色が変色していた場合、冷却水の交換をおすすめします。

車によっては、リザーバータンクが付いていないものもあり、
その場合は、ラジエーターのキャップを開け、
ラジエーター内を直接見て確認します。

確認の際には、エンジンをかけた直後ですと、
冷却水が膨張をしているので、正確な量が分かりません。
エンジンを止めて1時間以上経過してから確認をするようにして下さい。

3.冷却水の補充方法

冷却水量が、リザーバータンクの側面に書かれている、
下のライン以下だった場合、冷却水を補充する必要があります。
冷却水の補充には、補充用冷却水か、指定濃度まで薄めた冷却水を使用します。

補充方法は、リザーバータンクのキャップを開け、
リザーバータンクに補充用冷却水を、
リザーバータンクの側面に書かれている上のラインまで補充します。

リザーバータンクのない車では、
ラジエーターのキャップを外して、直接冷却水を補充します。

補充の際には、補充用冷却水が、
エンジンにかからないように注意をして作業を行って下さい。

また、水道水だけの補充は、
防錆効果や凍結防止効果が低下する恐れがあるので、
なるべく行わないようにして下さい。

点検をするたび冷却水の減りが非常に激しい場合、
冷却水が漏れている可能性があるので、
プロに点検を依頼するようにしましょう。

定期的に冷却水の点検を行うことで、
オーバーヒートなどリスクを下げることにつながります。

また、冷却水の点検だけでなく、安全に乗るためにも、
車全体の定期的な点検を心掛けるようにしましょう。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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