コーティング・クリーニング
更新日:2018.08.29 / 掲載日:2018.08.29

フロントガラスのコーティングの効果と必要性と方法とは

安全運転の観点からも雨の日の運転には視界の確保が非常に重要です。フロントガラスのコーティングをすることによって、水滴が付着しにくくなり、雨に日の視界は格段に良くなります。最近では一般にもかなり認知されていると思われるコーティングでも、どうやって施工するのか?耐久性がどれくらいなのか?など、わからないことも多いのではないでしょうか。ここでは、フロントガラスのコーティングの効果や必要性と施工方法についてみていきましょう。

フロントガラスをコーティングすることによる効果とは?

フロントガラスをコーティングすると、雨の日の視界が格段に向上します。撥水効果により、水滴がフロントガラスにあたると水玉となり流れ落ちます。また、一定の走行速度以上では、風圧によって水滴がはじかれていきますので、ワイパーを使用しなくても良好な視界を確保することができます。また汚れに関しても、ワックスをかけた自動車のボディと同じように、水をかけて軽く拭く程度で簡単に落とすことができるため、手入れの手間が少なくなります。

フロントガラスコーティングの必要性について

まず第一に雨天走行時の視界性の高さです。フロントガラスのコーティングをしたことが無いという方はあまり必要性を感じないかもしれませんが、1度経験するとその視界の良さに驚くはずです。特に雨の日の長時間の運転においては、ワイパーの動作は一定の間隔で行われるため、ドライバーの眠気を誘発する恐れがあります。コーティングをしておくことによって、良好な視界の確保だけでなく、ワイパーの作動を最小限に抑えることによっての眠気誘発防止、そしてワイパーゴムの劣化防止にもなります。また、コーティングによりフロントガラスの汚れの固着を防止し、掃除を容易にするメリットがあります。

フロントガラスのコーティング方法について

現在、フロントガラスコーティング剤はさまざまなタイプの製品が販売されています。そのため、コーティング方法や耐久性、予算など、自分に合ったものを購入し施工することができます。いくつかタイプごとの特徴を見ていきましょう。・ウォッシャー液タイプウォッシャータンクに入れておくことにより、ウォッシャー液としてガラスに噴霧しワイパーを作動させてガラスにコーティングを施します。1番簡単な方法ですが、ワイパーの払拭範囲のみの施工となり、ワイパー作動によってその外側にはじかれたコーティング剤は徐々にガラス表面に堆積していきます。車をきれいに洗車しても、フロントガラスにワイパー払拭跡が残る原因になります。手軽な反面、耐久性はあまり高くないため、必要に応じてウォッシャー液として使用しながら運転中の視界を確保する使い方におすすめです。・ワイパーゴムタイプワイパーゴムにコーティング成分を染み込ませておくことによって、ワイパーを作動させる度にガラスにコーティングを施します。ウォッシャー液型と同じようにワイパー払拭範囲のみの施工となります。ウォッシャー液タイプと併用することでよりクリアな視界性能が安定的に得られます。・塗布タイプコーティング剤の容器にフェルトが付いており、コーティング剤を自分で塗り広げるタイプです。コーティング剤を塗り広げ、完全に乾く前に固く絞った布で更に拭き広げて仕上げます。前の2種類に比べて少し手間はかかりますが、撥水効果・持続効果ともに高いのが特徴です。ガラス全体をコーティングすることができるため、非常に人気のある方法です。コーティング剤によって耐久性はまちまちなので、予算と手間に応じて選択すると良いでしょう。なお、1度使用した後、塗布用のフェルトが乾いてしまうと、そのフェルト自体が撥水加工されてしまうので保管の仕方に注意が必要です。

フロントガラスコーティングをプロに依頼するとどのような施工をするのか

プロがコーティング加工を施工する場合、コーティングの前処理としてフロントガラスに付いた汚れ・油膜を念入りに完全に除去します。そのままコーティングをしてしまうと、汚れや油膜をコーティングで閉じ込めてしまうことになります。この前処理は仕上がりにも大きな違いが出るため、コーティングをする上で非常に重要な工程です。しっかりガラスを乾かした後、コーティング剤をムラが出ないよう均一に塗布し、少し時間を置いてからコーティング硬化剤を均一に塗布して仕上げます。この間、ホコリや塵などがガラス表面に付着しないよう、室内の風の無い場所で施工します。こうして施工されたコーティングは、効果が長時間持続するだけでなく、油膜残りによる光の乱反射も無く、良好な視界を確保してくれます。自分でコーティング処理をする場合も、まずフロントガラスに付着した汚れ・油膜を除去することで、より高い撥水効果が期待できます。ぜひ、自分で施工する場合は前処理を実施してください。ただ「水をはじく」というだけなら自分で施工できるタイプで十分でしょうが、より長時間に亘り安定的な「コーティング」であれば、専門店などのプロに施工を依頼することをおすすめします。

この記事はいかがでしたか?

気に入らない気に入った

グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

この人の記事を読む

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

この人の記事を読む

img_backTop ページトップに戻る

ȥURL򥳥ԡޤ