コーティング・クリーニング
更新日:2018.08.29 / 掲載日:2018.08.29

車のコーティングを失敗しないコツと注意点とは

車を購入した当初は、ほとんどの人が車をキレイに維持しようと思うのではないでしょうか。以前は、週末になると庭先や駐車場で車をキレイに磨いている人をよく見かけましたが、最近ではそのような人はだいぶ少なくなっているような気がします。それでいて、街中を走る車の多くがキレイに見えるのは、コーティングなどのカーケアの技術がかなり進化してきていることが関係しているようです。そこで今回は、車のコーティングを失敗しないコツと注意点について解説します。

車のコーティングとは

車の塗装を保護してキレイに保つ方法として定着しているのは、定番でもあるワックスがけという方法です。これは車の塗装の上にワックスという油分(樹脂成分)を塗っているだけなので、雨などで徐々に落ちてしまいます。一方、コーティングは、車の塗装とコーティング剤が化学的に結合してしっかりとした膜をつくり出す仕組みになっています。そのため、コーティングは数か月前後、長いものでは数年間も効果が持続するものがあります。ただし、汚れを洗い流すなど定期的なメンテナンスは必要となります。

コーティングの一般的な流れ

コーティングを行う場合の一般的な流れは以下の通りです。

1.車全体の水洗浄・鉄粉の除去
2.車全体の脱脂とシャンプー
3.コーティングしない部分の養生・マスキング
4.ボディの研磨(下地づくり)
5.車全体のシャンプー、拭き取り、水気飛ばし
6.コーティング剤塗布~乾燥
7.仕上げ(拭き上げ)

コーティングを失敗させないためには、一つひとつの作業を丁寧に確実に行うことが何よりも重要です。また、コーティングを行う環境も重要です。かなり時間がかかるため、ガレージなどホコリのつかない屋内で作業できるスペースを確保することが必須です。

コーティング効果を長続きさせるためにはどんな方法があるのか

よく勘違いする人がいるようですが、コーティングをしたからといって、洗車をしなくても車をキレイな状態でずっと維持できるというわけではありません。むしろ、水洗いなどはこまめに行った方が、コーティングを長持ちさせることにつながります。また、雨のしずくなど水滴がついた状態で放置すると、ウォータースポットと呼ばれる水染みができてなかなか取れなくなるため、理想としては車をできるだけ屋内の駐車場で保管することが大切です。もしくはボディカバーを使うなどすると長い間、キレイな状態を維持できるでしょう。コーティングは自分でも行うことは可能ですが、プロに依頼したのと同じように仕上げをよくするためには、かなりの労力と技術を必要とします。また、長時間安全に作業できる環境を整える(屋内というだけでなく換気なども必要)ことも一般家庭では難しいため、やはり専門家に依頼した方がいいと言えるでしょう。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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