オイル交換
更新日:2018.08.29 / 掲載日:2018.08.29

車検時にオイル漏れはどの程度なら通るのか(合格・不合格判定)

自家用車を所有している方ならば、2年に1度(新車は初回3年に1度)必ず受ける車検ですが、車も年月が経てば、エンジンの継ぎ目などからオイルが滲んでくることもあります。それが中古車ならば、オイル漏れのタイミングは、もっと予測が不可能なものになるでしょう。では、車検の満了日が近づいてきて、オイル漏れが発覚したらどうしますか?これからも長く乗り続ける車の場合なら、数万円車検代を上乗せして修理するという方もいるでしょうが、反対に、“そんなに長く乗るつもりがない車を、数万円かけて修理するのは費用がおしい…”と思えば、“自分で応急処置をして、今回の車検を何とかパスできないかな”と思ってしまいますよね。車検の時に車のオイル漏れに気づいてしまった場合、どう対処すればいいのか、自分にとっての最善の方法は何なのかを紹介していきます。

どの程度のオイル漏れなら車検が通るか

基本的に、オイル漏れを起こしている車は車検に合格できません。また、車検をどこで受けるかによっても対処は違います。

≪民間車検≫
カー用品店や車検専門店・ガソリンスタンド・整備工場など、民間で車検サービスをおこなっているようなところは、車検が不合格になるリスクを嫌いますから、オイル漏れを発見した場合は修理することになるでしょう。また、修理となれば、車検代に修理費用もプラスできるわけですから、利益になるオイル漏れを見逃すはずはないですよね。

≪ユーザー車検≫
ユーザー車検の場合は、車検場の検査官の前でオイル漏れしていなければOKとなります。つまり、オイルがぼたぼたと垂れている状態なら車検場の検査ラインでは合格できずに不合格になってしまいますが、オイルが浸みている、又は滲んでいるくらいなら、キレイに掃除して検査ラインに臨めば車検をパスできます。オイルが減ってエンジンが不具合を起こしても困るので、オイルの量に気を配り、すぐに足せるようにオイルを車に積んでおくのも忘れないようにしましょう。

オイル漏れの原因と修理

オイルが漏れる原因で一番多いのは、パッキンが劣化して起きる場合です。車は鉄の部品で出来ており、それを繋いだり衝撃を吸収しているのが、ゴムでできたパッキンやシール剤です。ゴムは新しいうちは伸縮性もあって密閉性も高いのですが、月日が経つたびに経年劣化するため、古いパッキンからオイル漏れが発生することがあります。長時間、車を駐車していて、エンジンルームの下にオイルのシミがあったら、滲み程度のオイル漏れが疑われます。

オイル漏れを修理するのにかかる費用

オイル漏れは、車種や故障の程度にもよりますが、工賃が数千円で済むものもあれば、丸々部品を交換すると数万円かかる場合もあります。つまり、数千円~数万円まで修理費用に幅があるということです。とくに、ディーラーはクレームを嫌いますから修理より交換が多くなりますし、新品の部品を交換するため修理費用が高い傾向にあります。自分で応急処置をする場合、カー用品店やホームセンターなどで専門の道具を購入できます。

オイル漏れの応急処置

まずはオイルを交換しましょう。エンジンオイルは長い間交換していないと、汚れなどが溜まってアルカリ性の強い「強アルカリ性」になるため、パッキンを劣化させてしまうからです。それが終わったら、パーツクリーナー等で汚れている箇所をきれいにして応急処置をおこないましょう。

≪外側≫
・漏れ止め剤
・シール材
・専用スプレー
・耐熱性の液体パッキンでコーキング

≪内側≫
・粘度が固めのオイルを入れる
・オイル漏れ防止の添加材を入れる

この記事はいかがでしたか?

気に入らない気に入った

グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

この人の記事を読む

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

この人の記事を読む

img_backTop ページトップに戻る

ȥURL򥳥ԡޤ