パーツ取付・交換
更新日:2018.08.29 / 掲載日:2018.08.29

ETC車載器の掃除(クリーニング)方法

ETC車載器の役割はETCカードの情報を正確に読み取ることです。その動作は至ってシンプルですが、うまく作動しなければETCバーが適切に開閉せず、トラブルへと発展する可能性があります。ETC車載器が正確にETCカードを読み取るようにためのETC車載器のクリーニング方法やETCカードのお手入れ方法についてまとめてみました。

ETC車載器が汚れているとどんなことが起きやすいか?

ETC車載器が汚れているとETCカードの読み取りが遅くなったり、読み取らなくなってしまうといった、カードの読み込みエラーが起きやすくなります。ETCが読み込まれないなどの症状が発生した場合、ETC車載器の故障を疑いがちですが、ETCカードや車載器の汚れが原因となる場合も多く見受けられます。正常に読み取ることができなければ、ETCレーンは開きませんので、大変危険な状態となります。

ETC車載器が汚れているなどの状態で、料金所の手前で急いでETCカードを挿入した場合などは、読み込みエラーのためゲートが開かず、車両に損傷を与えたり、急停車をして後続に迷惑をかけたりなど重大な事故や渋滞を引き起こすことも考えられます。このような予想外のトラブルの発生を防ぐためにも、ETCを快適に利用するためにも、ETC車載器やETCカードの掃除やクリーニングをこまめにすることが大切です。

ETC車載器のクリーニング方法

ETC車載器で汚れが発生しやすい場所として、ETCカード読み取りの接点部があります。カードの読み込みエラーなどが起こる場合は、この接点部の掃除が大切です。この部分の汚れを落とすためのカードタイプの接点クリーナーが市販されているので、こまめなクリーニングが可能です。もしカードを挿入しても認識するまでに時間がかかるようであれば、すぐにクリーニングをする必要があります。また、パーツ量販店などで実施しているETC車載器のクリーニングサービスを利用して、動作確認を含めプロに診てもらうのも良いでしょう。

ETCカードのクリーニング方法

ETC車載器のトラブルの多くはETCカードの読み込み不良が主な原因とされています。ETCカードが歪んで変形してしまったり、ICチップが汚れていると読み込みがうまくいきません。また、ETCカードについた汚れがETC車載器に付着して汚れてしまうことも考えられます。ETC車載器を長く使うためにはETCカードのこまめな掃除も必要となってきます。ETCカードのクリーニング方法としては、乾いたやわらかい布を使って優しく丁寧に拭くことがポイントです。薬品の使用は、塗装面を傷めたり、カードが変質する恐れがあるので要注意です。特にETCカードのICチップ部分は静電気に対して非常にデリケートなので、取り扱いに留意してください。また、日頃からの取り扱いとして、熱にも気を付けるようにしましょう。高温の熱にさらされることで、カードに不具合が発生することも考えられます。特に夏の暑い時期などで、車載器の中に入れっぱなしやダッシュボードに放置をするなどは控えるようにしましょう。便利なETCを安全に使用できるように、常日頃からETC車載器やETCカードのクリーニングを実施しましょう。また、ETC車載器の動作が不安定になるなど故障が疑われる場合は、速やかに専門家に診てもらい、適切に対応してもらうことをおすすめします。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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