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パーツ取付・交換
更新日:2018.08.29 / 掲載日:2018.08.29

車のエンジンから異音(キュルキュル・カラカラ)がする場合の原因と対処方法

車に何らかの異常がある場合、さまざまな異音の発生によって気がつくことがあります。日頃から車の音に注意を払っていると、早期に異常個所の対処ができる可能性があり、安全面でも費用面(早めの対処で修理費を抑えられる傾向があります)でもメリットがあると言えます。そこで今回は、車のエンジンから異音がする場合の原因と対処方法について解説します。

車のエンジンから異音がする場合の原因として考えられることは?

車のエンジンからの異音はさまざまな原因によって発生します。例えば、冷却水不足やエンジンオイル不足などのメンテナンスの問題もあれば、ウォーターポンプのベアリングの故障やベルト類の緩みや滑りなど原因はさまざまです。いずれにしても異音を感じたら、できるだけ早く対処することが大切です。

異音の音別にどのような原因が考えられるか、それぞれの対処方法とは?

エンジンが発する代表的な異音の原因と対処方法を下記に示しておきますので参考にしてください。

キュルキュル・カラカラという異音

エンジンのファンベルトに緩み、劣化、亀裂等の不具合があるために発生する異音が考えられます。ファンベルトは、エンジンの動力をオルタネータ、ウォーターポンプ、エアコンコンプレッサーなどへ伝えて駆動させるためのベルトです。このファンベルトが切れてしまうと、オーバーヒートなど車が走行中に動かなくなってしまう可能性があります。速やかに整備工場に持ち込んで点検してください。

カリカリ・キンキン・カンカンという異音

冷却水不足によるオーバーヒートが起きている場合に発生する異音が考えられます。初期の場合は「カリカリ」という音がし、「キンキン・カンカン」という音がする場合はかなり症状が進行している状態です。この時点でエンジンの回転数が安定しないなど症状も現れるでしょう。そうなると、最悪エンジンが焼き付き、エンジンが破損してしまう場合があります。安全に停車できる場所を見つけて、すぐに車を停止する、エンジンを切る必要があります。ただし、冷却水が残っているようであれば、冷却水を循環させるためにエンジンを切らずにそのままアイドリング状態で待機してください。そして、ロードサービスや整備工場、販売店に連絡して救援を依頼してください。

ガラガラという甲高い音という異音

エンジンを冷却するためのウォーターポンプのベアリングや内部の部品が損傷している時に発生する異音が考えられます。無理をすると、オーバーヒートやシャフト折れになることもあるため、高速道路を避けて安全な速度で整備工場や販売店へ速やかに持ち込んでください。水温が上昇したり、エンジンの回転数が安定しない場合は、無理をせずロードサービスや整備工場、販売店に連絡して救援を依頼してください。

車が発する異音には、車からのメッセージが込められていると言っても過言ではありません。異音はエンジンだけでなく、足回りや駆動系などさまざまなところから発生します。運転中は、できるだけ車が発する音にも注意を払って、トラブルを早期に発見するように心掛けましょう。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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