パーツ取付・交換
更新日:2018.08.29 / 掲載日:2018.08.29

車のエアフィルター(エアクリーナー)は掃除・洗浄しても問題ないか

車のエアフィルター(エアクリーナー)は掃除・洗浄しても問題ないか

車のエアフィルター(エアクリーナー)は掃除・洗浄しても問題ないか

車の点検を自分でも行うという人の中には、エアフィルターの汚れが気になる方もいらっしゃると思います。しかし、自分で掃除や洗浄をしたくても、どうやってやったら良いかわからないと言うも多いことでしょう。そもそも、車のエアフィルターは、エアコンのフィルターのように掃除や洗浄を行っても大丈夫なのでしょうか。そこで今回は、車のエアフィルターを掃除・洗浄しても問題ないのかどうかということについて解説します。

エアフィルターは、エンジンへの空気取り入れ口に装着されている空気をろ過する部品です。エンジンに粉塵やゴミなどが入り込まないようにする役割と、吸排気システムの一部として吸入抵抗を調節する役割の一端を担っています。

エアフィルター(エアクリーナー)は掃除や洗浄をしても問題ないの?

エアフィルターは、汚れなどの影響により機能が落ちてきた場合、基本的には交換することが原則となっています。
ただし、掃除や洗浄をすることによって、ある程度機能を維持して使用期間を延長することができます。

乾式のエアフィルターの場合

乾式のエアフィルターの場合、紙や不織布でできていることが多いため、洗浄することはできません。柔らかい素材のもので、フィルターについたホコリや粉塵、砂などを払いのけます。あるいは、エアブローなどでホコリ等を吹き飛ばし掃除します(エアの勢いが強すぎるとフィルターを痛めるので注意が必要です)。

湿式のエアフィルターの場合

湿式のエアフィルターは、ウレタンなどでできているため、市販の洗浄液などを使用して、洗浄することができます。

ビスカス式のエアフィルターの場合

ビスカス式のエアフィルターは、ビスカスオイルを浸透させたろ紙が使われています。そのため、洗浄することはできませんし、フィルターに付着したホコリや粉塵、砂などは払いのけても乾式のようには落とすことはできません。

エアフィルターが汚れていると、エンジンへスムーズに空気を取り入れることができなくなり、吸排気システム全体のバランスが崩れ、エンジンの不完全燃焼に繋がります。結果的にエンストを起こしたり、燃費が悪くなったりという悪影響が発生する可能性があります。エンジンの吹け上がりやバラつきなどエアフィルターの汚れに気がついた場合は、できるだけ速やかに交換するようにしてください。もし自分で判断がつかない場合は、専門店や修理工場に相談して、点検してもらうことをおすすめします。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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