車のエアフィルター（エアクリーナー）の交換方法について

エアフィルターを交換したいけど、交換作業は簡単なのでしょうか？自分でできそうな気はしても、実際はやり方がわからないという方も多いのではないでしょうか。ここでは、車のエアフィルター（エアクリーナー）の交換方法について説明します。

この記事の目次

1. エアフィルターとは？
2. エアフィルターはどこにあるの？
3. エアフィルターの交換方法とは？
4. エアフィルターを交換する際の注意点

エアフィルターとは？

エアフィルターとは、エンジンに取り込む空気をきれいにろ過するフィルターのことです。このフィルターが汚れているとスムーズにエンジン内に空気が取り込めず、エンジンが「酸欠状態」になり不完全燃焼を起こします。エアフィルターは消耗品であり、走行とともに徐々に汚れが蓄積される為、定期的な交換が必要になります。

だいたいの乗用車は、ボンネットを開けると樹脂製の太いホースがあります。先は解放されており、そこが空気を取り込む入り口になります。エンジンに繋がる途中でボックスを経由しますが、このボックスの中に空気をろ過するエアフィルターが入っています。クリップで固定されていますのでこのクリップを外すとボックスが上下に開き、中からエアフィルターを取り出すことができます。

エアフィルターをメンテナンスする場合は、エアフィルターを外して高圧エアーで汚れを清掃しますが、汚れが蓄積し交換する場合は、古いエアフィルターを外して新しいものに交換するだけです。しかし車種によっては、エアインテークや配線などが干渉してうまくボックスに辿り着けない場合もありますので、配線などを一時取り外す等の作業が必要になることもあります。エアフィルターを交換する場合は、汚れやホコリ等をボックス内に落とさないように慎重に取り外し、新しいものに交換してください。

エアフィルターを交換する際、フィルターの向きは絶対に間違わないようにしてください。フィルターは、空気をろ過する方向が決まっています。逆に装着してしまうと、フィルターの役割を果たさないどころか、すぐに目詰まりを起こしてしまいます。車種によっては、ボックスが完全にオープン状態になるものとならないものがあります。完全にオープンにならない場合は、隙間からエアフィルターを引っ張り出して交換しますので、新しいものと交換した際は、しっかり既定の場所に収まっているかどうか、必ず確認してください。前述したように、エアフィルター交換は難しい作業ではありませんが、気を付けなければならない点がいくつかあります。きちんと向きを間違えずに装着できたか、交換する際に汚れを空気の取り込み口に落とさないように慎重に作業を行うことが必要です。エアフィルターの構造は簡単ですが、エンジン不調に直結する部分です。プロがやれば作業時間はほとんどかからないので工賃もそれほどかからない軽微な作業です。簡単な作業と楽観せず、できればプロに依頼して交換してもらうことをおすすめします。