パーツ取付・交換
更新日:2019.05.10 / 掲載日:2018.08.29

ヒッチメンバーは軽自動車にも取付けできるか

軽自動車はコンパクトで小回りがきくため、街中や近距離で利用するには便利な移動手段です。手軽な反面、バイクや家具などといった少し大きめのものを運ぶには不都合も生じます。そこでヒッチメンバーを取付けて、これらを手軽に運べるトレーラーを牽引することができれば、利便性が格段にアップすることでしょう。しかし、軽自動車にヒッチメンバーを取付けて、トレーラーを牽引することはできるのでしょうか。今回は、ヒッチメンバーを軽自動車にも取付けられるのかどうかということについて紹介します。

ヒッチメンバーは軽自動車でも取付可能?規定や制限について

ヒッチメンバーは軽自動車でも取付可能?規定や制限について

ヒッチメンバーを軽自動車に取付けることは可能です。しかも、被牽引車の車両総重量(車両本体重量+積載重量)750kg未満のトレーラーなら、牽引免許は必要なく普通免許で運転することができます。ただし牽引車の車両重量がトレーラー車両総重量の2倍に満たない場合には、トレーラー側にブレーキが必要となるなどの規定があります。具体的には、牽引する車種に牽引能力があるかどうかで、トレーラーを牽引するための登録ができるかどうかの判断基準になります。
参考:http://www.mlit.go.jp/common/001056313.pdf

軽自動車にヒッチメンバーを取付ける場合の注意点

法令上は、ヒッチメンバーを軽自動車に取付けて、軽トレーラー等を牽引することは何ら問題なくできますが、基本的に車体がコンパクトで軽く、馬力の小さい軽自動はトレーラーを引っ張る牽引車両には向いていません。そのため実際にヒッチメンバーを取付けて利用する場合は、以下のような注意点に留意する必要があります。

トレーラーの重量

750kg未満のトレーラーなら、普通免許のみで牽引することができますが、軽自動車自体の重量が700~1000kg程度であることを考えると、牽引できるトレーラーの重量はかなり軽めにしておく必要があります。

牽引車両の車体の強度

車体の強度が足りないとヒッチメンバーが脱落して事故につながる可能性があります。十分に取付による強度が確保されているかが、重要なポイントとなります。

牽引車両の馬力

急な坂道などがあった場合、積載量によってはエンジンや駆動系、ブレーキなどにかなりの負担がかかります。法令上問題なく使用できても、余裕をもった使い方をしないと、他の車の走行の支障になるばかりか安全面で問題が生じる可能性があります。

牽引した際の運転方法

平坦な一般道を走行する際も、急発進、急停車、急ハンドルなどは絶対に避けて、安全運転に徹する必要があります。軽自動車にヒッチメンバーを取付けて、軽トレーラーを牽引することができれば、確かに便利かもしれません。しかし安全面を考えると、克服しなければならない問題が数多くあるようです。実際に利用する際は、必ず専門家と相談し、十分に安全面で配慮するよう心がけてください。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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