車のどこかから聞きなれない異音がする場合、それはかなりの確率で車に何か不具合が起きていることを示す警告音であると言えるでしょう。そのため、そのまま放置したりせずに、しっかりと原因を突き止めて対処することが大切です。そこで今回は車の足廻り、ショックアブソーバーから異音が聞こえる場合の原因と対処法について解説します。

ショックアブソーバーは、車が走行中に路面から受ける衝撃や振動を吸収するサスペンションの一部です。サスペンションは、主にスプリングとショックアブソーバーで構成され、スプリングが路面からの衝撃を吸収します。しかし、そのままだとスプリングは伸びたり縮んだりを繰り返し、車体の揺れがなかなか収まらなくなってしまいます。そのスプリングの伸縮を素早く減衰させる役割を果たしているのがショックアブソーバーです。ショックアブソーバーはショック、ダンパーなどとも呼ばれています。

車の足周りのあたりから「コトコト」「ゴトゴト」という異音がする場合は、ショックアブソーバーのオイルが抜けてしまい、正常な機能を果たしていない可能性があります。原因としては、以下のようなことが挙げられます。