失敗しない車のバンパーの外し方と取り付け方法

車を修理する際、ボディや周辺のパーツが邪魔になって作業がしづらいということがよくあります。例えば、フォグランプを取付ける際に、バンパーを取り外すことで作業性があがる場合があります。そこで今回は、バンパーの外し方と取付方法について解説します。

この記事の目次

1. バンパーの外し方の手順と注意点
2. バンパーの失敗しない取付方法とは

バンパーの外し方の手順と注意点

バンパーを外すのに必要な以下の工具を揃えます。

・ソケットレンチまたはメガネレンチ（主に10mm）
・プラスドライバー
・マイナスドライバー
・クリップリムーバー

バンパーは、以下の手順で取り外すことができます。

1．バンパー上部、下部、横のクリップ、ボルト類をすべて取り外します。
2．いろいろなところにツメが用意されていて、ボディとハメ合わせてあります。このツメを見逃さないように丁寧に確認しながらバンパーを外していきます。

バンパーを取り外す際には以下に注意をして作業を行いましょう。

バンパーは、一見して見落としがちな数多くのクリップ、ボルト、ツメによってボディに取付けられています。決して力任せで外そうとしないで、細かく確認しながら取り外していきましょう。基本的にはほぼ左右対称の位置で固定されています。

クリップリムーバーがない場合や使えない場所では、マイナスドライバーで代用しますが、その際ボディを傷つけないように、ドライバーの先端部にビニールテープなどを貼っておくとある程度防止することができます。また、作業中に傷をつけてしまいそうなところには、マスキングテープなどを貼ってあらかじめ保護しておくと良いでしょう。併せて、取り外しの際、ボディと接合するクリップやボルト類が残り少なくなったために、いきなり脱落してもバンパーに傷がつかないようにするために、バンパーの下にダンボールや毛布などを敷いて作業することをおすすめします。

バンパーの取付方法は、基本的に外し方の反対ですが、若干順番が入れ替わるところもありますので以下に手順を示しておきます。

1．バンパーにいくつもついているツメをボディの差し込み口にハメ合わせながら、ボディの所定の位置にバンパーをしっかりセットします。
2．バンパー上部、下部、横のクリップ、ボルト類をすべて取付けます。
3．最後にもう一度、クリップ、ボルト類がすべてきちんと取付けられているか、浮きがないかなど確認して完成です。

バンパーの脱着は、慣れてしまえばそれほど難易度の高い作業ではありません。しかし、作業性や安全性の面からも、やはり専門店や整備工場などに依頼することをおすすめします。