パーツ取付・交換
更新日:2018.08.29 / 掲載日:2018.08.29

カーナビのパーキングブレーキ信号の解除方法とは

カーナビを初めて使った時、止まっている時でないとナビの操作ができない事に、戸惑う人も多いかと思われます。カーナビには「パーキングブレーキ信号」という制御がかかっており、これを解除しない限り車が止まっていないとカーナビを操作する事はできません。それでは、カーナビのパーキングブレーキ信号に解除方法はあるのでしょうか?

カーナビのパーキングブレーキ信号とは

運転中にカーナビのパネル操作や画面注視は原則禁止とされています(道路交通法 第七十一条 五の五)。そのためカーナビには「パーキングブレーキ信号」という「車が止まっている事を確認しないと画面操作ができない」という制御がかかっています。この機能は純正ナビ・社外ナビどちらにでも関係なくついているもので、カーナビを取付ける際には通常パーキングブレーキ信号がついたままとなります。

カーナビのパーキングブレーキ信号の解除は違法か

ここで気になるのはカーナビのパーキングブレーキを解除するのは違法かという事です。前述した通り、運転中にカーナビを操作したり画面を注視する事は「原則禁止」とされています。しかし、運転中の携帯電話使用のように罰則規定があるわけではありません。カーナビのパーキングブレーキ信号を解除する事は違法ではありませんが、合法でもないという事をまず理解しましょう。ただし、助手席の人が操作をしたり画面を注視する分には問題ないので、パーキングブレーキ信号をプロに解除してもらう時には「助手席の人に操作してもらいたいので」という理由で相談してみましょう。

カーナビのパーキングブレーキ信号の解除方法とは

カーナビのパーキングブレーキ信号を解除するには、まず自分のカーナビのパーキングブレーキ信号のタイプを把握しなければなりません。パーキングブレーキ信号のタイプは2種類あり、見分け方と解除方法は以下の通りとなります。

パーキングブレーキで制御しているタイプ

パーキングブレーキが引かれているかどうかで走行中なのか止まっているのかを判断するタイプです。このタイプはパーキングブレーキにつながっているナビの線を車体の金属部分につなげる事により、「サイドブレーキが引かれている」と認識させ、走行中でもナビが映るようになります。

パーキングブレーキ+車速で制御しているタイプ

パーキングブレーキに加え、車速センサーから車速信号を受け取って速度「0」を判断するタイプです。このパーキングブレーキ信号を解除するには、別売のキットを購入し、サイドブレーキで制御しているタイプと同様の解除を行った後に、ナビにつながっている車速の間にスイッチを入れる必要があります。こちらも機械に誤認識させて運転中でも操作できるようになるのですが、純正ナビの場合は構造が複雑なため自分で解除しようとすると逆に不具合が出て表示されてなくなる恐れがあります。

このように、パーキングブレーキ信号の解除は自分でもできますが、配線や取付に詳しくない人は安易に行わず、プロに依頼するようにしましょう。また、運転中は運転に集中する事が大前提ですので、カーナビの操作や表示画面に夢中になっていると、事故を起こしやすくなるという危険があります。実際に事故を起こした場合、運転中のカーナビ操作などが判明すると、事故の原因として言及される事になります。カーナビのパーキングブレーキ信号の解除は、あくまで自己責任の下で、必ず安全運転を心がけた上で行うようにしましょう。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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